本記事はこのような悩みを解説していきます。
・VueやAngularは代わりに使うのはどうなのか
・JQueryを学ぶにあたって
収益化までの経験やプログラミング界隈の通説をもとに記事を執筆しています。
本記事では「web制作でJQueryはまだ使えるか」について解説してきます。
僕自身、この問題に直面して遠回りしながらも1つの結論に至ったので本記事で共有していきます。
この記事を読めば、現在のJQueryの立ち位置と将来性、web制作で導入するべきかが分かります。
ぜひ最後までご覧ください。
1.JQueryはオワコンなのか
結論から言うと、プログラミング業界ではオワコンです。
以降は、オワコンの理由を解説していきます。
機能面からみたJQueryの実態と3大フレームワーク
JQueryが使われなくなった理由は
・Javascript自体が使いやすくなった
・もっといいフレームワークができた
こんなところだと思います。
ほかにも細かい変化はあると思いますが、ざっくりいうとこのあたりが理由になります。
2015年前後で1強だったJQueryは、現在はおおよその役目を終えた、ということですね。
現在は、JQueryに変わって「3大フレームワーク」として、Vue,React,Angularが主流になっています。
3大フレームワークの凄いところはSPA(シングルページアプリケーション)を導入したところです。
要は、速い・シンプル・スムーズってことです。
とまあ、ここまでは「JQuery オワコン」の理由を機能面から解説しましたが、ここからはさらなる裏付けをしていきます。
現在の人気から見るJQuery
オワコンを示す指標として「人気」が参考になると思いますので、ここ数年でのJQueryの人気の変化を見ていきましょう!
分かりやすくJQueryの人気が下がっていますね(笑)。
2015年前後をけん引していたJQueryは現在ビリになっています。
さきほども解説したように、プログラミング業界では「脱JQuery」を掲げてReactやVueといったフレームワークに変更する動きがあります。
「脱JQuery」の流れはWeb開発の分野でも主流になっていて、JQueryの代わりにReactやVueを使う企業が増えています。(JQueryで採用する企業も減っている)
ではプログラミング業界についていくように、web制作に関しても脱JQueryをするべきでしょうか。
この件に関しては次の章で解説していきます。
2.web制作でも「脱JQuery」すべきか
結論から言うと、web制作では現在もJQueryを使うことをオススメします。
ただ、これに関しては賛否両論あるので体験談をもとに解説していきます。
web制作でいまだにJQueryをする理由
web制作用の教材がJQueryは豊富だから。
これが大きいです。
JQueryはサイトに動きを付けるために使っている人が多いですが、デザイン面や機能面で「サイト作りをサポートしてくれるような教材が多い」です。
具体例を挙げると
いま紹介した「動くアイディアデザイン帳」では、デザインすることを前提に「JQueryではこんなことができるよ」といったアイディアを提示してくれています。
この教材はweb制作では有名な教材ですが、このほかにもweb制作用の教材はJQueryの歴史の長さゆえに多い、というメリットがあります。
3大フレームワークの書籍ではweb制作に関する書籍や情報が少ない
また、VueやReactの教材があってもweb制作(デザイン)用の教材がほとんどありません。
・わからない部分があってググったとしても出てこない
・3大フレームワークのアップデートが激しすぎてついていけない
僕自身は「検索しても知りたい情報が出てこない」ことに嫌気がさしたり、Vueを勉強した2か月後に新しいシステムが導入されたりとweb制作に組み込むのに挫折しました(笑)。
結局はVueを勉強した後にJQueryを勉強し直す事態になって後悔しています。
web制作の現状
実際、現在のWebサイトの多くはいまだにJQueryで動いているのが現状です。
案件に関しても僕が見た限りでは、JQueryの使用を禁止しているところはまだなかったです。
また、JQueryに関する書籍や学習教材は豊富にあり、わかりやすくまとまっているものが多く、わからないことがあってもググれば大体のことは出てきます。
初心者はどうやって勉強するかよりも勉強の内容を理解するのに労力をかけたほうが効率が良いので、こういった点からもJQueryの学習はオススメです(しかもはずれが少ない)。
技術面でいってもVueやReactは進化が激しく、1年前に使えた技術が今は使えない、といったことが起こるのに対して、JQueryは安定して使うことができることからも、初心者ならなおさらJQueryはオススメのライブラリです。
とはいえ
これまで「web制作はまだJQueryを使ったほうがいい」という内容の話をしましたが、実際にはweb制作でも脱JQueryの動きは進んでいます。
最近の例ではBootstrapが挙げられます。
Bootstrapはweb制作においてJQueryを用いて、簡単にウェブサイトを制作できるようにする便利なフレームワークでしたが、最新版のBootstrap5ではJQueryを使っていません。
このように「web制作ならまだJQueryでいいや」という考えは通用しなくなる。
言い換えれば、数年のうちにほかのフレームワークやライブラリを勉強する必要がある、ということは念頭に置いとくといいかもしれませんね。
また、「3大フレームワークはweb制作で使えない」という話をしましたが、最近ではVueを使ってweb制作もできるようになってきているようです(依然として情報は少ないが)。
どうしてもweb制作をVueでやりたいという人はこちらの参考書をオススメします。
3.まとめ
以上のことを踏まえるとWeb制作の現場では特に初心者の場合、JQueryを無難に学ぶことをお勧めします。
JQueryの教材は充実しておりコピペをしていくだけでもUI/UXの向上を見込める見栄えのいいサイトをつくることができます。
本記事では「動くアイディアデザイン帳」をオススメしましたが、JQueryのオススメ教材は別記事にて解説しています。
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