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受験生必見!医学部受験の地域枠の闇

医学部に興味を持ち、「医学部」と検索した時にふと「医学部 地域枠 闇」というキーワードに引っかかったことは無いでしょうか?

医学部ブームが続く現在医学部に入学するためにいかなる手段を使っても合格したい、と思う方もいると思うので、今回は僕が感じた医学部の地域枠の見解について考えたいと思います。

 


結論から言うと、医学部の地域枠は金銭的な問題を持っていない人全員にオススメできません。

「地域枠か一般枠で悩んでいる」

「医学部の実態ってどうなんだろう?」

このような疑問に対して、現役医大生の見解と先輩たちの様子、一般的に言われていることなどから解説します。

 

その理由はずばり

  1. 特定の地域での働きを強制される
  2. 将来の科を決められてしまう
  3. 地域枠で入ったら、変更ができない

この3つが該当するからです。

 

ではひとつずつ見ていきましょう。

 

特定の地域で働きを強制される

田舎

これは地域枠であればほぼ必ず適応される条件になります。普通、医学部を卒業した時には自分のいきたい県、行きたい病院にマッチングをしていくことができます(マッチングが成立した場合に限るが)。

しかし、地域枠で入学した生徒に関しては、県が決めた医療機関に配属されてしまいます。

ここでいく配属先とは、一般に人が集まらない辺境だったり、人気がない市町村であることがほとんどです。

つまり地域枠では医療がひっ迫していたり生活に不自由さが加わるような環境下に置かれることが多い、ということになります。

ここで反論として医者になれれば何でもいい、お金がもらえればよくない?といった反論が考えられます。

確かに、医者になるためには医学部に合格しなければならないし、入学できれば大学から月々に十万円程度のお金をもらえます。

しかしその反面、自分の選択ができません。文字でみると大したことがないように感じますが、6年生の時期になると重くのしかかってくるのが現状のようです。特に20歳前後の決断が人生の大きくかかわってくるのでこれがしんどい、といった先輩方が多かったように感じます。

一番厳しいのは、その期間の長さです。一般的に地域枠の人はこれらの条件下で9年間働かなくてはなりません。仮に現役でストレートでいってもこの縛りがなくなるのは34歳です

結婚や出世などの人生の大きな節目となるこの時期の縛りが人生を左右するため、地域枠はおすすめできないです。

 

将来の科を決められてしまう

手錠

この縛りは特に東京などの首都圏で見られます。

これは言わずもがなですが、専門をきめられてしまう点で厳しい条件になりがちです。

医学部に入学し、まだどの科がどのようなことをするのかすらわからない状態で将来の科が決まるのはとてもプレッシャーがかかるだけでなく、医師になってからの道筋を強制されることになります。

実際に強制される科としては、小児科や産婦人科が多いです。

この2つの科は特に人気がないため医師数が少ないのが現状です。

小児科や産婦人科は訴訟リスクの高さや労働環境の過酷さから避けられることが多いようです。

そのため地域枠として入ることは、自身の選択の幅を狭めてしまうことからもおすすめできない理由となっています。

もちろん小児科や産婦人科で医療を提供している方々は尊敬していますし、いなければ医療が成り立ちません。

しかし全員が全員この科を勧められるか、と点で理由に挙げています。

 

地域枠で入ったら、変更ができない

行き止まり

この条件も地域枠をお勧めできない理由となっています。

この条件は当然のことかもしれませんが、実は以前までは抜け道がありました。

それは、もらった奨学金を返納することで地域枠の条件をなくす、というものでした。

しかし、そのことが問題で地域での医者や専門医が不足したことを受け、この抜け道はなくなってしまいました。

具体的には地域枠出身者の受け入れをした県外の病院には補助金を減らす、というものでした。

そのような背景からも地域枠に入ることは覚悟が必要なことであり、おすすめできない理由となります。

 


まとめ

選択

地域枠をオススメできない理由をもう一度まとめると

  1. 特定の地域での働きを強制される
  2. 将来の科を決められてしまう
  3. 地域枠で入ったら、変更ができない

この3つが地域枠をお勧めしない理由となります。

 

ただ散々書きましたが地域枠にも

  • 一般受験よりも合格しやすい傾向がある
  • 奨学金(返済必要なし)がもらえる
  • 大学によっては入学金不要

といったメリットもあります。

「俺は働く場所にこだわりがない」とかお金の心配の優先度が高い場合、「そもそも医学部に入学したい!」という思いが強い場合は積極的にこの制度を利用してほしいと思います。

このように全員に地域枠が勧められないというわけではないので、

自身が置かれている環境に合わせながら後悔のない選択をしてほしいと思います。

 

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