ほとんど不可能

帰宅部が語る!帰宅部の医学部面接のデメリット[結論:ほぼ関係なし]

質問者

医学部の面接のときに「帰宅部」なのは、合否に関係するの?

今から部活をやめようと思ってるけど、印象は悪いかな?

本記事ではこの質問に答えていきます。

「帰宅部」は面接でマイナスにならない
マイナスにならない理由
部活動に所属するメリット
医学部に合格するために今すべきこと

まずは結論から。

ほぼ関係ないです。

僕自身はぶっちゃけ100%関係ないと思っていますが、実際の面接官ではないし、保証できないので「ほぼ」という表現を使っています。

 

自己紹介が遅れました。
僕は現在国公立医学部に現役合格し、医学部に在籍しているShinと申します。

高校時代は高校1年生まで運動部に所属していましたが、メンタル的な理由とケガが重なったことを理由に帰宅部になった経緯があります。

僕自身も受験当初は「帰宅部=面接で不利」というイメージを持っていましたが、受験を終えてみると「合格」するのに部活は関係ないのでは?という印象を受けたのを覚えています。

本記事では謎が多い医学部面接について、現役医大生の僕がメスを入れていきます。

参考程度に見ていただけると幸いです。

マイナスにならない理由

疑問点の開示の様子

帰宅部がマイナスにならないのは「合格実績」から逆算するのが手っ取り早いと思います。
医学部受験のゴールは医学部合格なので、合格者の実態を見ると分かりやすいと思います。

僕の在籍する医学部の実態として、言えることは

  • 帰宅部の人が多い
  • 浪人生・再受験生もぼちぼち

この辺ですね。

1つずつ見ていきましょう。

受験生で帰宅部の人が多い

自由

これが「帰宅部でもマイナスにならない」理由の証明になっているのではないでしょうか。

具体的には、在学生の少なくとも20%ほどは帰宅部でした。

 

一見すると「帰宅部の人の肩身が狭い」という印象を持つ方もいると思いますが、以下のデータからもわかる通り、帰宅部の人の割合と似通ってることからも帰宅部の人が不利になることは無いのではないでしょうか。

高校2年生に対する調査では「部活に無所属」と回答した生徒は平成26年度は19.0%、平成28年度は20.3%と増加している(国立青少年教育振興機構調査)
(引用:https://number.bunshun.jp/articles/-/848217

 

僕の周りであった事例では、ある医学部の推薦入試で出願した生徒は7人のうち5人は帰宅部でしたが、全員合格していました。

むしろ、推薦をとるために学校内での選考がありましたが、「評定4.8の帰宅部」と「評定4.7の運動部」の生徒の戦いでは「評定4.8の帰宅部」が勝ったケースもあったくらいです。

この結果は、模試やセンター試験で高得点が期待できるか、といった内容も吟味されていたと思いますが、「部活よりも学力が優先された事例」として挙げられると思います。

 

僕の通っている大学では面接を点数化しているのですが、運動部で部長をやっていた友達の点数が学年最下位で僕の面接の点数が、全体の中で上の中だったことからも、結局は個人の能力とか受け答えが点数化されるのが現状だと思います。

浪人生・再受験生もぼちぼち

浪人生の勉強の様子

具体的には50%以上が浪人生・再受験生でした。

特に、3浪以上・再受験生の割合は15%~20%くらいだと思いますが、この人たちに高校時代の部活動を聞きますか?って話です。

ぶっちゃけ、聞かないと思います。

 

僕の多浪生の友達に聞いたところ

  • なんで多浪したのか
  • 趣味は何?
  • 将来は県内で働くのか、地元に帰るのか

といった質問をされたとのこと。

 

つまり、突っ込みどころのある分野を聞いてくるだけのことだと思います。

僕自身も「なんで部活をやめちゃったの?」という質問をされましたが、帰宅部の人も医師の対する熱意とかを話せば問題ないと思います。

要は行動に対する論理的な回答をすればいい、ということだと思います。

部活動に所属するメリット

メリット

とはいえ、部活動に所属するメリットはふんだんにあります。

ここでは詳しい説明は割愛しますが、医学部面接・医学部合格後のメリットとして

(入学前)

  • 質問されやすいので、対策しやすい
  • エピソードがあるので、アドリブでも対応しやすい
  • 推薦などの選考で優位になることが多い
  • 高校時代を有意気に過ごしやすい

(入学後)

  • 東医体などの医学部の大会で高校の経験を生かせる
  • 話のネタになる

この辺です。
もっとほかにもメリットはありますが、「面接」に焦点を当てるとこんな感じです。

詳しくは別の記事で解説していますので、興味のある方はそちらもぜひ!

医学部に合格するために今すべきこと

参考書

最後に。

医学部受験の合否の95%は勉強ができるかで決まります。

たまに面接で落ちる人の話も聞きますが、本当にまれです(笑)。
落ちる人の特徴は正直分かりませんが、学校や塾での添削でOKをもらえるくらいの受け答えができれば十分なので、ぶっちゃけ2週間前でもなんとかなります。

なので、今は勉強してください(笑)。

てかこれしかないです。

 

医大生だからなんか裏の情報を知っているとか本当にないです(笑)。

 

というわけで本記事は以上になります。

勉強、頑張ってください!!

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