本記事ではこのような悩みを解決していきます。
・原因別オススメ教材が分かる
本記事では「共通テスト(数学)で点数を伸ばすためにすべきこと」について解説しています。
僕自身は、本番1か月前までは数学の点数が5割前後でした。(1A・2Bともに5割ほど)
共通テストの平均が9割前後の医学部では「到底合格できるレベルにない」状態でしたが、1か月間、共通テストの分析と対策を積み重ねることで、本番では1Aが92点、2Bが89点まで伸ばすことができました。
1月に入ってからは、満点も数回出すことができていたので方向性は間違ってなかったのかな、と思います。
本記事ではそんな体験談をもとに、勉強法や対策について解説していきます。
この記事に沿って勉強すれば、
②明日からの取り組みが変わるはずです
共通テストを受験する人で「数学を伸ばし切れていない人」はぜひ最後までご覧ください。
どうして点数が取れないのかを分析する
まずはどうして自分が点数をとれないのかを分析しましょう。
具体的には、
・どの分野が苦手なのか
・時間が足りないのが問題なのか
この3つに重点を絞って分析をしていくことが大切です。
たまに「どうやったら共通テストの点数が上がりますが?」という質問を受けるのですが、この3つの観点が分かっていないとアドバイスの仕様が無いのでこの分析はしっかりやってほしいと思います。
この3つの判断には「共通テスト相当の過去問や問題集を3年分」勉強するとある程度の傾向が分かると思います。
使う教材は、レベル感的に河合塾の問題集か共通テスト(センター試験)の過去問がいいと思います。
(ただし、共通テストの過去問は学校の授業で使ったり、直前期の力試しに使うので時期によっては要検討)
リンク
大問ごとの傾向はわかっているか
これは「どの分野の勉強をすればよいか」が分かります。
共通テストの出題傾向はなんとなくわかっている人は多くても、実際に説明できる人は少ないです。
既に共通テストで高得点をとれる人はまだしも、現時点で6割程度もしくはそれ以下の点数の人は積極的に分析していきましょう。
問題の出題傾向に関しては東進が出している共通テスト2021 数学ⅠA全体概観・設問別分析が分かりやすいのでオススメです。
どの分野が苦手なのか
過去3年分の問題をもとに自分が苦手な分野を洗い出しましょう。
苦手な分野は人それぞれだと思いますが、6割前後の人であれば1A なら
・ユークリッドの互除法
・条件付き確率
あたりが苦手なのではないでしょうか。
これらの分野は1つできるようになるだけで10点くらい得点を上げられるようになるので、実はコスパがいいです。
苦手な分野の定義は人それぞれだと思いますが、
・毎回同じミスをする
・見た瞬間嫌になる
このあたりを目安にするといいと思います。
「見た瞬間嫌になる」「同じミスをする」ことは、問題ができていても本番に力を発揮できない可能性があるので、これらの分野も対策しておくのがオススメです。
本当に不思議なもので、本番になった瞬間、「あれ?この問題っていつもどうやってたっけ・・・」ってなることがあるので。
時間が足りないのが問題なのか
「わかってるのに時間が足りない…」
共通テストでは特に、国語・数学で感じやすい問題だと思います。
この問題の原因は主に
・問題慣れしていない
・真面目に解きすぎている
ぶっちゃけ、「時間が足りない」っていう人の一番の原因は理解が浅いせいで瞬時に手が動かないのが原因だと思います(できる人は対策しなくても高い点数が取れるので)。
とはいえ、「できるけど、時間が足りない」という人はやり方ひとつで時間を短縮できる方法や考え方を学べば今までよりも時間を有効に使えるようになることもあります。(微積の1/3公式など)
[原因別]共通テストの点数の伸ばし方
以降では原因別に共通テストの点数の伸ばし方を解説していきます。
原因別としては
・問題慣れしてない人
・時間が足りない人向け(6割以上は取れる前提)
に分けて解説していきます。
(前提)教科書やチャートでの勉強はオススメしない
僕は基本的に「共通試験特化」での勉強を前提にしているので教科書や青(黄色)チャートでの共通テストの勉強はオススメしません。
理由は、これらの教材が共通テスト対策用に書かれていないから。
具体的には、
・どこまで深堀していいかわからない(共通テストレベルから二次試験レベルまで乗ってる)
・共通テスト独自の問題形式に対応しにくい(できる人もいるが)
・時短になる公式や定理の説明が少ない/ない
これらの理由からオススメしていません。
もちろん、数学の根本的な理解や二次試験に向けた理解をするには、教科書やチャートでの勉強は素晴らしいですが、「短期間で共通テストの点数を伸ばす」ことを考えると、効率的な学習が必要になります。
共通テストの点数を伸ばすためには、必要な知識を必要な時に使えるようになることが大切なので、これ以降は目的別に必要な学習や教材とともに解説していきます。
そもそも6割に到達していない人向け
6割に達していない人は「全般的に高得点の分野がない」ひとが分類されると思います。
「記述だと点数が取れるのに…」
「教科書の問題は大体できるのに」
このような方もいると思いますが、6割をとれていないのであれば、改善の余地があります(基本的な理解が進んでいれば伸びるのも早い)。
やるべきことは、分野別に使う公式や考え方を身に着けることですね。
具体的には、積分だったら「放物線と直線で囲まれた面積だから、1/6公式を使いそう」とか、
加法定理といわれてsin,cos,tanの式がすぐに出せるようになると、6割くらいならすぐにとれるようになると思います。(演習は必要)
6割をとれていない人に必要なのは、
・理解を確かめる問題演習(アウトプット)
上記の「黄色本」がオススメです。
これらの本は
・説明が分かりやすい
・監修してる先生が神
・圧倒的なシェア率
から、共通テストの点数を伸ばしたい生徒にオススメの一冊です。
この本を通じてインプットとアウトプットを繰り返せば、共通テストで7割~8割くらいは取れるようになると思います。
黄色本が僕の一番のオススメですが、
「1冊で何とかしたい」
「チャートの説明に慣れている」
といった人は、黄色本と同等の参考書として
上記の「チャート式」がオススメです。
問題慣れしてない人
どんどん問題演習をしましょう。
特に微積分のような誘導に乗れるかがカギを握る分野は、回数をこなすとある程度のパターンが見えてきて、急に点数が伸びるようになります。
「ああ、このパターンか」と問題を俯瞰して見れるようになると、微積の分野をはじめ、ほかの大問でも誘導にうまく乗れるようになってきます。
僕自身も一番苦労したのは微積の誘導でした(笑)。
「誘導ある方が解きにくいな…」こう思いながら、問題演習を続けました。
結果が出始めたのは過去問を7年分くらい解いたあたりからでしたが、ある程度、やってることがかぶりだしたのをきっかけに点数が伸びるようになったのを覚えています。
誘導に乗れるようになると、今までは気にしてなかったほかの弱点が見えてきたり、より高い目標ができるので、更なる高得点が期待できます。
「問題慣れしてない」
こういった悩みのある人は解説もわかりやすい「共通テスト過去問レビュー」がオススメです。
時間に余裕があれば、本番レベルか少し難しめの教材もやっておくと、本番に大やけどしなくて済む確率が上がると思います。↓
時間が足りない人向け(6割以上は取れる前提)
「時間があれば解けるのに…」
こういった悩みを持っている人は、実直に問題を解きすぎてる人が多い印象です。
例えば、直線と放物線で囲まれた面積で1/6公式を使わずに計算したり、1/3公式を知らないとか…
共通テストでは時間が短くなりがちですが、「知っていれば時間短縮できる計算や考え方がある」ことを知り、選択肢を広げておくと、時間の節約になります。
そんな時間の短縮を助けてくれる参考書が「共通テスト必勝マニュアル」です。
この参考書は既に共通テストで7割~8割くらいの学力が無いと効果は薄いですが、この条件さえ満たしていれば最強の参考書だと断言できます。
この教材は
・いつ使えばいいかが体系的にわかる
・問題演習が量的に十分
・共通テストの難易度の変化に対応できる汎用性
僕自身、この教材のおかげで共通テストの点数を20点以上上げられましたし、必勝マニュアルと問題演習を反復すれば、誰でも8割は切らなくなると思います。(実力的に)
説明や時短テクの説明が少し難しいので、それこそある程度共通テストの点数が高くないと、非効率になってしまうので全員にオススメできないのが残念ですが。
まとめ
ここまで、目的別の点数の伸ばし方とオススメの教材について説明しました。
人によって課題は別々だと思いますが、共通テストは勉強すればある程度の点数が取れるホワイトな奴です。
自分の弱点を「見える可」し、自分に合った学習で、自分の目指す志望校に合格できるよう頑張ってください!
ではまた。
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