本記事ではこのような悩みを解決していきます。
・オススメの教材
・勉強で意識したいこと
本記事では「1か月で共通テスト(日本史)で8割をとる方法」を解説していきます。
今回紹介する方法は、センター試験1か月前に4割前後しか取れなかった僕が本番で9割をとれるようになったこと、教え子でも同様の成果が得られたことから再現性がある方法として紹介します。
「歴史で足を引っ張りたくない」
「邪道でもいいから共通テストをとれるようにしたい!」
そんな方々の問題を解決していきます。
この記事を読んでいる皆さんは理系の方が多いと思いますが、日本史で8割をとれれば足を引っ張ることは無いと思いますので、ぜひご活用ください。
では早速見ていきましょう。
オススメの勉強法
オススメの勉強法は
②答えと回答の備考を暗記する
③答えをみた問題を何も見ずに解く
④満点をとれるまで繰り返す
この繰り返しですね。
一か月で対策することを目標にしているので我々には時間がありません。
なので、インプットする時間よりもアウトプットの時間を割くのが大切になってきます。
「とは言っても、そもそも知識がない…」
そんな状況を打開するのが
②答えと回答の備考を暗記する
③答えをみた問題を何も見ずに解く
④満点をとれるまで繰り返す
この勉強法になります。
この勉強法のメリットは共通テストに頻出の問題を厳選して覚えられること・短期間でアウトプットを繰り返せることにあります。
5年分から8年分の過去問とその周辺の知識が暗記できれば、8割くらいは取れる力はつきます。
なので、この範囲を高速で何回も周回するのがほぼ最速だと思います。
感覚としては同じクイズ番組の回をみて、その回のクイズにすべて答えられるようにする感覚です(笑)。
教科書での勉強は非効率
教科書での勉強をする人がいますが、直前期からの学習には向いてないです。
理由は
・共通テストから二次試験レベルまでの情報があるため、どこを覚えていいかわからない
・図が少なく、共通テストで解けない問題がある
から。
最短を目指すなら「情報を絞ること」と「何回も周回すること」が大切になってきます。
具体的には、400ページの情報を1周するよりも必要な情報が厳選されている200ページを2周した方が記憶として定着しやすいのは自明だと思います。
100人に1回挨拶するのと20人に5回挨拶するのでは、どっちの顔を覚えているとおもいますか?
「じゃあ具体的にはどの教材がオススメなの?」という問いについては、以降で解説します。
オススメの教材について
歴史の対策に必要な教材は
②共通テスト特化の参考書
この2つです。
1つずつ見ていきましょう。
過去問(もしくは同レベルの問題集)
共通テストでオススメの過去問の教材は河合塾出版の「過去問レビュー」です。
この教材はほかの過去問集に比べて、
・時系列を大切にしている
・補足の知識が書かれているので学べることが多い
のでオススメです。
ほかの過去問集に比べても、本記事で紹介した学習法と相性がいいので、最高の1冊を選ぶならこの一冊になります。
※大体の受験生は以下の過去問集を購入していると思いますが、こちらを購入済みなら特別買う必要はないと思います。
リンク
とはいえ「共通テストの過去問は力試しにちゃんと解きたい!」という方もいると思いますので、次に過去問と同レベルの問題集を紹介します。
オススメは同じく河合塾の「総合問題集」です。
先ほどは「過去問レビュー」を紹介しましたが、同じようなつくりになっています。
ただ、
・全部で8回分くらいなので、この1冊で大体OK
という点では「総合問題集」のほうが勝っている印象です。
「力をつけてから過去問に入りたい」
「1冊を完璧にして自信をつけたい」
そんな方にオススメです。
共通テスト特化の参考書
共通テストでオススメの参考書は「おもしろいほどシリーズ」です。
この参考書の凄いところは
・共通テスト以上に必要な知識はほとんど掲載されていない
・程よく確認問題があるのでアウトプットもばっちり
・時系列問題に強くなる
このあたりです。
「ここに書いてあることさえできれば、絶対に点数が取れる」
こう確信できた参考書はこの本1冊だけです!!
僕自身は、問題集に出てきた内容の肉付けに使いましたが、安定して8割以上の成績をとれるようになったのはこの参考書の功績が大きいです。
教科書代わりになる教材なので、本当は全員にオススメしたいです。
ただ、ほかの科目との折り合いもあるので、
「比較的日本史の勉強に時間が取れる」
「確実に8割、できれば9割以上目指したい!」
このような学生は持っておいて損のない教材だと思います。
一問一答形式の参考書はオススメしない
ここまで共通テスト対策用の問題集・参考書の解説をしてきましたが、一問一答形式の参考書はオススメしていません。
理由は
・共通テスト特化の一問一答がなく、不必要な知識が含まれる
・問題を解く力が身に付かない
この3つが理由です。
要は効率が悪いのでオススメしていません。
一問一答を繰り返すよりも、共通テストの問題を1問でも多く解いた方が身に付く知識が付きますよ。
一問一答は手軽にできるのが魅力ですが。
日本史の勉強で気を付けたいこと
大きく分けて
・周回を絶対にすること
・一回で全部覚えようとしないこと
この3つは注意したいポイントですね。
ひとつずつ見ていきます。
優先順位をつけること
まずは優先順位を付けましょう。
具体的には
・鎌倉時代以降を重点的に鍛える(頻出・配点の高さから)
って感じです。
この部分に関しては、共通テストの配点表と自分の得意な時代などと相談するといいと思います。
時間がないので「すべてを完璧にする」意識は捨てて、まずはコスパを考えていきましょう。
結果として、配点が低い分野まで手が回ることもあるかもしれませんが、まずは配点のでかいところをとれるようにしていきましょう!
一応、2021年度に出題された問題の傾向を載せておきます。
周回を絶対にすること
本記事で紹介している周回することを前提にしています。
この勉強の本質はアウトプットの比率を最大まで高めて素早く定着させることです。
とはいえ、問題集を1周目のときにはほとんど外すと思います。
外した問題を短時間で復習し、できるようにするのがアウトプットです。
なので、「8年分を1周したから十分でしょ」と思うくらいなら、2年分を4周した方が絶対に力になります。
1年分を解き終わるのに1時間はかからないと思うので、復習や解説を1時間くらい読んで、その日のうちに復習していくのが効率的だと思います。
一回で全部覚えようとしないこと
一周目は「なんだこれ(笑)」くらいの理解でいいと思います。
理由は、一気に覚えるのは無理だし、何よりも疲れるから。
具体的には
2周目:なんか聞いたことがある
3周目:なんとなくこれかな?
4周目:周囲の知識もわかってきた
5周目:答えは3だけど、ほかの選択肢は○○が間違ってる
って感じです。
あくまでもイメージなので全員がこうなるわけじゃないですが、徐々に理解できる喜びを感じられるのでモチベーションも保ちやすいですし、気持ち的にもラクだと思います。
デメリットは1周目の負担が大きいことです。
一周目は「全部わからない」状態からのスタートなので、脳にかかる負荷が大きいです。
なので、1周目が一番大変化もしれません。
逆な言い方をすると、2周目以降はわかる範囲が広くなっていくので、いかに1周目を乗り切るのかがカギになります。
2周目:暗記範囲40%
3周目:暗記範囲60%
と、どんどんわかる範囲を広げていきましょう。
最後に
ここまで
・オススメの教材
・勉強で意識したいこと
について解説しました。
とはいえ結局は時間をある程度確保する必要があります。
他の科目との折り合いもあるだろうから大変だと思いますが、「日本史のせいで第一志望校を諦めた」と共通テスト後に公開するのは馬鹿らしいので、しっかり対策をしていきましょう。
では早速勉強を開始しましょう!
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