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[大学受験]勉強は質と量ではどっちが大切なのか?[圧倒的に量]

勉強って質と量、どっちが大切なの?勉強してると自分の質が低く感じてなんとなく不安なんだけど…

本記事ではこのような悩みを解決していきます。

 

・勉強では質と量どっちが大切なのか
・質を高めるためにはどうすればいいのか
・受験生に伝えたいこと
この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

本記事では勉強において「質と量ではどっちが大切なのか」について解説していきます。

 

受験勉強をしていると、

「今の勉強で本当に大丈夫かな?」
「自分の勉強の質は低いんじゃないかな?」

と不安になることがあると思いますが、本記事では現役医大生の観点から、「質と量」の吟味と質を高めていく方法、今日から実践できる内容についても解説しています。

 

この記事を読むと勉強に対するモチベーションが上がり、今日からの気持ちの持ちようが変わってくると思うので、ぜひ最後までご覧ください。

勉強は質よりも量が大切

参考書

まずは結論ですが、勉強は質よりも量のほうが大切です。

 

理由としては、

・合格者はそれなりの勉強時間(量)を確保している
・質は量をこなすと自動的についてくるようになる

この2つですね。

 

1つずつ見ていきましょう。

合格者はそれなりの勉強時間(量)を確保している

まずは客観的な指標として勉強時間が挙げられますが、東進が公開している難関大学合格者の平均勉強時間は、3年間で4000時間という結果が出ています。

 

詳しくは以下の投稿で詳しく解説しています。

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時間

 

これに対して、不合格者の平均勉強時間は3600時間程度なので、不合格者は合格者よりも「勉強時間」の観点(量)では、少ないという結果になっています。

 

このことからわかることは、「少なくとも難関大学に合格するような生徒はしっかりと勉強時間を確保している」ということです。

 

よく、「難関大学に合格するような人は自頭がいいから…」という人がいますが、本当に勉強時間を確保できているかというと、勉強をさほどしていないのではないでしょうか?

確かに、「質」に関して、教科書の内容をノートに丸写しする勉強は明らかに効率は悪いと思いますが、一般的に頭の良さに関しては勉強量で補える部分が大きいと思います。

質は量に伴ってついてくる

次に勉強の質ですが、勉強量を確保していくうちに質も上がっていきます。

 

「質」に関してはそもそも、何をしたら「質がいい」のかも微妙なところですね(笑)。

例えば、勉強で本当に質を重視するなら、応用問題をはじめから解いて、公式・解法・計算を同時に行うのが効率的ですが、授業では、基礎から教えていきますよね?

これは、応用問題から勉強してしまうと

・情報が多すぎて頭が混乱する
・問題の本質が分からず、ただの暗記になる

といった理由から敬遠されています。

 

と、こんな感じで「質がいい」勉強はそもそもあるのか?という問題があります。

ただ、基本からしっかり押さえていくと知識が付いてきて、「この問題は○○すればいいんだな」とか「こんな解き方もあるんだ…」というように、知識の上書きができるようになります。

 

これの繰り返しで、一回に処理できる量が増えるようになるのが「質のいい勉強」です。

だからこそ、前提の知識を高める「勉強量を確保」することが一番の質を上げる勉強法、ということになります。

 

とはいえ、物覚えがよかったり上達が早い人には共通の特徴があるので次に紹介していきます。

「頭のいい人」が無意識にやってる方法(アナロジー)

使い方

「頭のいい人」がやっていることとしては、「アナロジー」が多いです。

アナロジーとは

ある事柄をもとに他の事柄をおしはかって考えること。 特に、論理学で、物事の間の特定の点での類似性から、他の点での類似性を推論すること。 類推

(引用:コトバンク

です。

要は、知らないものを知ってるものと結びつけて考える、ということですね。

 

例えば、「二か国語が喋れる人は3か国語目の言語の習得が異常に早い」ことが挙げられます。

中国語と英語に関していえば、文の構造が似ていることから、「分の作りが同じだな」といった感じで、0から勉強するよりも理解が早く進む、といったことがあります。

とこんな感じで、自分の体験や知識と結びつけて、インプット学習に「○○と似てるな」と印象づけて、理解を深めたり、記憶に定着させるのが上手な傾向にあります。

 

アナロジーを使うにも、一定数の知識や経験が必要なので、結局勉強量の確保が必要ですが、この意識を持つだけでも、ただのインプット学習にもアウトプット学習を組み込むことができるのでオススメです。

 

「量より質が大切」は言い訳?

体感として「量より質」と言う人は、「勉強に真剣に取り組めていない人」という印象があります。

少しキツイ言い方をすると、「質」にこだわってるうちは学力は伸びていかないと思います。

 

これは僕自身の経験談ですが、勉強すること自体が目的になってるうちは成績が伸び悩むと思います。

 

「志望校に受かるためには○○が必要だから、今日中に△△を勉強する」

といった、目的(志望校合格)のために手段(勉強)をする、という意識を持つと自分から勉強するようになりますし、効率や量もどんどん伸びていくと思います。

なので、「勉強量よりも質が大事」と思っている人ほど、あえて勉強時間を確保してみること・志望校に対する熱意を改めて確認することが大切だと思います。

受験生に伝えたいこと

男性が手を広げて海を見ている様子

「高校の時にもっと勉強しておけばよかった」
「もっと早く気づいていれば…」

こういった後悔をする同級生、元受験生が後を絶たないのが現状です。

 

僕の同級生は受験勉強を離れて久しい人が多いですが、いまだに引きずる人も多いです。

だからこそ、今できることを最大限まで高めていって、後悔のないようにしてほしいと思います。

 

受験勉強はつらいことがたくさんありますが、合格できた喜びも大きいので、受験生には頑張ってほしいと思います。