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[医大生が解説]青チャートは例題だけでOK?練習問題の正しい使い方

青チャートって例題だけでいいって聞いたんだけど、実際はどうなの?

本記事ではこのような悩みを解決していきます。

 

・青チャートって例題だけでいいのか?
・練習問題のメリット
・青チャートの例題の重要性
この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

本記事では勉強において「青チャートは例題だけでいいのか」について解説していきます。

 

受験勉強をしていると、

「今の勉強で本当に大丈夫かな?」
「自分の勉強の質は低いんじゃないかな?」

と不安になることがあると思いますが、本記事では現役医大生の観点から、「青チャート」の吟味と質を高めていく方法、今日から実践できる内容についても解説しています。

 

この記事を読むと勉強に対するモチベーションが上がり、今日からの気持ちの持ちようが変わってくると思うので、ぜひ最後までご覧ください。

青チャートは例題だけ解けばいいのか

結論:99%の人は練習問題もやらないと成績は伸びない。

残りの1%は一部の天才ですが、基本的にはこの法則は当てはまると思います。

 

例題だけでは伸びない理由は主に演習量不足が原因です。

 

「なんとなく知ってるけど、解法が出てこない」
「一から問題を出されたときに例題の類題だと気づけない」

こういった現象は、まさに自分の頭で考える機会がなかったことが原因で起こることがほとんどだと思います。

 

だからこそ演習を通してたくさん失敗するのが偏差値アップ、ないしは志望校の合格に近づく鍵だと思います。

 

「例題はできたけど演習問題は初見じゃ解けなそう」
「意外と解法よりも計算が苦手だな」
「この文言が出てきたら例題の解法を使う布石になるんだな」

このように感情に訴えかけながら、演習で弱点をつぶしていくことが大切だと思います。

 

まとめると、演習をするメリットは

・例題の解法を実践的に使えるようにする
・計算などの、解法とは別の部分の弱点も絞り出せる
・例題の理解をさらに深める

といったところです。

 

例題だけ解けるようになるのは暗記の作業が終わった状態なので、料理で例えるならレシピは知ってるけど作ったことは無い、という状態です。

調理の順番を再現することをメインに、実は包丁の使い方でつまずいたり、火加減が分からない、といった気づきも生まれてくるわけです。

 

「本番だったら終わってたな」
「練習の段階で弱点が分かってよかった」

こういう気づきを得ることも勉強の大切なところなので、どんどん自分を追い込んでいきましょう!

青チャートの例題だけしかやらないのはもったいない理由

そもそも例題だけ勉強するのはもったいないんですよね(笑)。

 

その理由は

・例題で得た知識を早速アウトプットできる
・プラスの知識を付ける必要がない

の2つです。

 

1つずつ解説していきます。

例題で得た知識を早速アウトプットできる

一番の理由は「例題で得た知識を早速アウトプットできる」ことです。

例題だけを解いただけの場合は、次に類題に当たるときは模試や入試の時であり、手遅れになる場合があります。
理解がしっかりしている場合は、例題の知識だけで解けることもあるかもしれませんが、不安はぬぐい切れない可能性があります。

 

その点、演習問題を自分の頭で解いておけば、

「この部分でつまずいた記憶がある」
「何度も解いたからわかる」

というように、自信とともに経験値も積めます。

 

せっかく例題を解いたのに、自分のものにするチャンスをつぶすのはもったいなくないですか?

ほとんどプラスの知識を付ける必要がない

例題と同じコンセプトの問題なので、本質は同じなので、解説や解法暗記にかかる労力は例題よりも少ないです。

同じような解説、同じような問題構成なので、学習にかかる脳の負担は全く別の問題を一から勉強するよりもよっぽど少ないはずです。

 

仮に別の参考書を使って同じような問題を解く場合は、参考書特有の解説の違いがあるので脳が「新しいこと」として認識しやすくなることから、脳を消耗しやすくなります。

インプットのあとに即座にアウトプットできることの利点も大きいです。

青チャートの例題しかやらない人の特徴

とはいえ、青チャートを例題だけ勉強しようとしている人の特徴としては

・時間がない
・よりレベルの高い参考書に早く移りたい

というのが大体の理由だと思います。

どんどん次の参考書を勉強したい

「青チャートじゃ難関大学は受からない」

一度は聞いたことのある文言だと思いますが、この言葉に感化されて基礎をおろそかにする人が多いです。

 

次に行かなきゃ、という気持ちが先走りやすいですが、

本当に青チャート、全部解けますか?

 

たしかに青チャートだけで、東大をはじめとする旧帝は受かるレベルまで行けるかといわれると結構きついです。

ただ、青チャートは受験問題に出てくる解法は95%くらい網羅できるので、青チャートの勉強こそが数学におけるインプットの大切な部分になります。

 

青チャートの例題だけ解ければいいって聞いた

天才型の人は、という話です。

 

なぜその解法を使うのか?
本当に計算は合っているか?

これらのことに疑問を抱かないのであれば大丈夫ですが、できる人は少ないのではないでしょうか?

とはいえ…例題を理解できないと練習問題は解けない

とはいえ、練習問題は例題と同じ趣旨の問題なので例題を理解しないと基本的には解けない仕組みになっています。

なので、練習問題を解く(アウトプット)するときには例題の理解が必須になります。

 

「例題の理解はまだ終わってないけど、練習問題やっちゃえ」

というのは、時間と演習の機会の損失になる可能性があるのでオススメはしません。
(例外として、練習問題を通じてコツをつかむことはある)

 

例題の解説が分からない場合は先生や勉強のできる子にすぐに聞きましょう

概念が理解できないものは自分では絶対に使えないので、臆することなく質問しましょう。

特に先生に関してはそれが仕事なので(笑)。

 

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