本記事ではこのような悩みを解決していきます。
WordPress案件の現状(基本レッドオーシャン)
結論から言うと、現在のWordPress案件は競合がかなり多いです。
具体的には案件を見るのが一番早いと思いますが、1つのWordPressのテーマづくりに2~30人程度の人が応募します(冷やかしも多いですが)。
上記の案件はランサーズのWordPress案件ですが、49件もの提案数がきています。
中には、100件以上の案件をこなしてきた提案者もいるので、初心者が案件をとるのには経験値以外の差別化が必要になります。
(参考サイト)
初心者が案件を獲得するためには
そんな競合が強い中での初心者の勝ち筋(差別化)は
・プログラミング以外のスキルでアピールする
あたりではないでしょうか。
案件の単価を安くする
案件の単価を下げることはオススメできません。
理由は単純に手取りが減るからです。
もちろん、初案件などに関しては信用が無いので案件の単価を下げるのはアリです。
ただ、単価を下げることで差別化するのは精神的に疲弊しますし、「Web制作で稼ぎたい!」という当初の目的からは外れてしまいます。
プログラミング以外のスキルでアピールする
技術・経験以外で差別化する方法としては
・納期を早める(即日着手する、など)
といった方法を紹介するサイトが多いです。
ただ、営業するにしても自信がない・即日着手では差別化にならない___。
現状はそんな感じです。
ただ、WordPressの案件を提案するクライアントさんは、個人・企業でサイトを立ち上げたい人がほとんどであることを利用して、「SEO対策や使いやすさ」に注力するのはありだと思います。
そこでオススメしたいのが、ブログの立ち上げです。
Web制作者がブログを始めるべき理由4選[メリット多め]
「なんでブログ?」
と思った人は多いと思いますが、ブログの開設・運営をすると
・働き口を増やせる
・継続的に案件をもらえることがある
の4つのメリットがあります。
他の提案者と差別化できる
ブログを通じて得られるスキルとしては、
・Webマーケティング
・SEO対策
・広告の仕組み
・アフィリエイトの仕組み
・(一部)プログラミングスキル
が得られます。
ブログでの成功とは、一般的に検索順位を上げ、記事を読んでもらったうえで商品を購入してもらうことになります。
検索順位を上げるためには、ライティング力・Webマーケティング・SEO対策の3つを整える必要があります。
Web制作の過程では、この3つのスキルは基本的に身に付かないので、これらの能力を付ける意味でもブログの開設は有効だと思います。
スキルとは少し違いますが、ほかにも
・話の骨組みがわかるようになる(構造化能力UP)
・言語化能力の向上
などの能力もついてきます。
この3つの能力はプログラミング・ブログに限らず、どんな場面でもプラスに働くスキルになります。
自分の伝えたいことを相手に伝える・相手が伝えたい内容をまとめ、意図をくみ取るといった潤滑なコミュニケーション能力も向上するので、この能力を伸ばすにもブログは有効な手段だと思います。
企業・個人の意図がくみ取れる(差別化ポイント)
企業や個人の狙いとして、WordPressを立ち上げるのは、
・より多くの人にサイト・会社の存在を知ってもらいたい
の2つが主な理由になります。
収益化するにしろ、サイトの検索順位を上げるにしても、プログラミングの段階でSEO対策をする必要があります。
ただ、Web制作者で有効なSEO対策を知っている人・実践できている人はあまり多くないです。
よくやりがちなのは、
①プラグインの知識がないせいで、不必要なコードでサイトスピードを下げている
②プラグインを使いながらも同じようなコードを独自で書いている
こんなコードが多いです。
これは、Web制作者がブログ運営をしていない場合が多いことが大体の原因です。
逆な言い方をするとWeb制作者のブログ運営自体が差別化のポイントになります。
・ブログ運営で差別化(ポートフォリオにするのもアリ)
この2つが大きいです。
特に後者の場合は、依頼者側にブログ運営者という安心感を与えられます。
入れるべきプラグインは何なのか、まずはどこに登録すればいいのか、などブログでは初期設定が面倒なので、WordPressのテーマづくりにとどまらないサービスの提供を約束すればより、案件をとりやすくなるのではないでしょうか。
「わからないことがあれば2週間のアフターサービスも提供いたします」など。
働き口を増やせる
クラウドソーシングにて「差別化」をして、案件を獲得することはもちろん、より多くの選択肢を持てるようになります。
具体的には、
・Webライターとして副業する
などの方法です。
今や「Web制作 オワコン」とか「ブログ オワコン」といった言葉をよく耳にするように、いつコンテンツとしての価値が分からない時代です。
その中で、「一本に絞ろう!」と考えるのは危険です。
その中で、生き残っていくコンテンツをピンポイントに当てるのは正直難しいです。
ただ、ひとつ言えることは何かしらをするにしても、時間が付加価値になることです。
例えば、エンジニア歴3年の人とエンジニア歴3か月の人ではどっちに仕事を頼みたいですか?
一般的に、同じ条件下ではエンジニア歴3年の人を選ぶのではないでしょうか。
「エンジニア歴3か月の人のほうが優秀な場合もあるのでは?」
と考える人もいるかもしれませんが、基本的に会社側はこっちのほうが優秀、という指標は大体出してくれません。
そういった不確定要素の多さからも「時間」という経歴の偉大さを感じますよね。
特に、ブログの場合はプログラミングよりもシビアで「ブログ初心者 本」で検索した時に、ブログ歴1か月目の人の記事はあまり信用されない傾向にあります。
また、ブログ歴が短いと検索エンジンに信用されない場合が多いため、時間は重視されます(特に最初の3か月くらい)。
そのため、「今からブログをやるぞ!」と意気込んでも結果が出るのは最短で3か月先ということになります。
なので、ドメインを取得する・とりあえず記事を書くだけでも時間の経過と共に付加価値が付いてくるので、オススメです。
継続的に案件を受注できる可能性が上がる
具体的には、「ライター」として案件を継続できる場合があります。
これは依頼者側次第ですが、複数のブログを運営する依頼者の場合、ライターを雇っていることがあります。
ブログ開設の際に、「ブログ歴○○」などの情報を書いておけば、継続的にライター業も任せてもらえる可能性があります。
ただでさえ競合が多い、クラウドソーシングサイトにおいて継続案件を持っておくことは、継続した収入の確保にもつながるので、チャンスの数を増やせる、というメリットもあります。
まとめ
Web制作者がブログを始めるメリットをまとめると
・ほかの提案者との差別化ができる
・働き口を増やせる
・継続的に案件をもらえることがある
の3つがあります。
冒頭でも伝えたように、Web制作の案件の成約率が下がっている今だからこそ、初心者は難かしらの差別化が必要な段階に来ています。
それが、より凝ったポートフォリオなのか、営業力なのか、値下げなのかはクライアント側の感性にもよりますが、一つの手段としてブログという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
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