[医大生が解説]医学部受験生の睡眠時間はどのくらい?[受験生必見]

現在高校生で医学部を目指しています。ただ、勉強量の問題で睡眠時間を削ろうか考えています。現在の医大生はどのくらいの時間寝ていましたか?

本記事ではこのような悩みを解決していきます。

 

・受験生の睡眠時間の理想について
・睡眠不足がもたらす弊害について

・ショートスリーパーについて
この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

本記事では「医学部受験生の睡眠時間はどのくらいが望ましいか」について解説しています。

 

睡眠時間、というのは受験の際に上がるトピックの一つですが、そんな睡眠時間について医学的な観点や一般的に言われていること、具体例、経験談などを用いて解説していきます。

 

医学部受験生に限らず、睡眠時間をどのくらいとるのが望ましいか?と気になっている受験生や親御さんにも参考になる内容となっているのでぜひ最後までご覧ください。

医学部受験生の理想の睡眠時間

孤独

医学部受験生に限った話ではありませんが、睡眠時間は最低でも6時間、本当は7~8時間が理想です。

 

医学部受験生に限らず受験生が7~8時間の睡眠をとるべき理由

睡眠をとった方がいい理由は、

・単純にパフォーマンスが下がる
・記憶の定着の効率が下がる
・自律神経が乱れる
・免疫力が下がる

・ホルモンバランスが崩れる(女性なら月経不順のリスクも)
・睡眠不足は跳ね返りが来る

といった弊害が出るからです(探せばいくらでもデメリットはある)。

 

そもそも、自発的に体調不良を引き起こすことは論外ですし、この状況でいいパフォーマンスで勉強できるはずがありません。

睡眠時間を減らすとパフォーマンスが下がる

毎日3時間、睡眠時間を減らして勉強しても、一番勉強する日中に慢性的な睡眠不足でパフォーマンスが下がったら意味なくないですよね。

毎日3時間の睡眠を惜しむことで、日中の16時間を慢性的な睡眠不足で集中力が下がっては本末転倒になります。

 

「眠いけど、勉強しなきゃ…」

こういった経験をした人は多いと思いますが、この時点で勉強と意識を保つのに集中力を分散する「マルチタスク」の状態になっています。

本来「意識を保つ」ことに割く必要のない集中力を割いている時点で勉強の効率は格段に下がっています。

 

眠いと感じたら仮眠を

同じ理由で「眠い」と感じたら睡眠をとりましょう。

15分寝るだけでも「自分は寝た」と思い込めますし、心身ともにパフォーマンスが上がります。

 

寝てない俺かっけぇからは卒業しろ

慶応大学のガイダンスに出されたスライドに「徹夜自慢は無能自慢」というものがありましたが、本当にその通りだと思います。

 

 

・日中に満足のいく勉強ができていたのか?(目標を達成できたのか)
・夜に起きているだけで、スマホをいじっていないか
・時間にばかりこだわりすぎていないか?

このあたりを意識しながら、「本当に睡眠時間を削ってまで」のことなのかを確認してほしいと思います。

(大体の人は日中の目標を達成できていないのでは?)

 

医学部常連高校の睡眠カリキュラム

毎年多くの医学部合格者を輩出するラ・サール高校は寮生活の学生が大半ですが、消灯・起床時間が強制されているようです。(2021年度には東大:33名、京大:15名合格)

具体的には、消灯:24:00、起床:7:10と決まっています。(引用:ラサール高校入学案内

 

全国トップレベルの高校でも7時間睡眠を強制しているくらいなので、わざわざ睡眠時間を削ってぼろぼろの状態で勉強する必要ってなくないですか?

ショートスリーパーについて

受験生なら一度は憧れるショートスリーパーですが、残念ながら遺伝で決まっています。(参考文献あり)

 

たまにエビデンス(根拠)なく、「君も今日からショートスリーパーになれる!」といった書籍を見かけますが、基本的に嘘ということになります。

後天的に本を読むだけで遺伝子をいじれるなら、僕にも教えてほしいです()

 

というわけで、いつも7~8時間寝ているような生徒は、変に睡眠時間を削らず、睡眠時間以外で最高のパフォーマンスを発揮してほしいと思います。

 

とはいえ、睡眠の質は高められる

例えば、

・寝る1時間前にスマホをいじらない
・寝る2時間前にお風呂に入る
・服や靴下を履いて寝る(体温を下げない)

といった方法でも睡眠の質を上げることができます。

 

ショートスリーパーは無理でも、8時間睡眠を7時間睡眠に変えるくらいはできます。

どーしても睡眠時間を減らして勉強したい人はこういった取り組みをしてはいかがでしょうか(僕はここまでやってませんが(笑))。

睡眠に関するオススメ本

メリット

最後に本記事を制作するにあたって、参考にした本を改めて紹介します。

それは「スタンフォード式 最高の睡眠」です。

 

この書籍は「レム睡眠」を発見したスタンフォード大学の所長が関与しているだけあって、論文や研究に基づいた睡眠の方法について解説しています。

 

「寝るタイミングでベストな時間は?」
「睡眠の質を高めるためには?」
「メジャーリーガーが体温を気にするのはなぜか?」

といった役に立つ情報から興味深い情報まで掲載されているので、興味のある方はチェックしてみてください!

 

 

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