面接練習

医学部の面接対策はいつから?始めるタイミングについて解説

医学部の面接対策はいつからすればいいの?

本記事ではこのような疑問を解決していきます。

 

医学部の面接対策はいつからすればいいの?
面接練習について
面接で聞かれる内容について
オススメの面接対策本
この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

本記事では「医学部面接はいつから始めればいいか」について解説します。

 

医学部では、その特殊性から基本的に面接を取り入れている大学がほとんどですが、どうしてもその比重の低さから勉強を後回しにしてしまいがちです。

そのため本記事では、一般論や体験談、学校側の対応などから医学部の面接対策に適した時期について解説しています。

 

そのほかにも、面接で聞かれる内容や面接対策にオススメの本などについても紹介しているので、医学部受験生はぜひ最後までご覧ください。

医学部の面接対策はいつからすればいいの?

時間

結論:共通テスト終了後からです。

 

というのも、面接点は入試における比重が低い・もしくは面接が点数化されていない大学がほとんどだからです。

当然ですが、共通テストでそもそも低い点を取った段階で出願できない場合もありますし、筆記テストで合格点を取れるレベルにないと合格できません。

面接自体は受かるためにやる、というよりも落ちないために対策する、という位置づけだと思います。

 

だからこそ、対策は二次試験の一か月前からのスタートでいいと思います。

面接に自信をもって挑める。そのレベルまで、筆記試験対策に時間を使いましょう。
(学校でも共通テスト終了後から対策を始めるところが多いと思います。)

面接で聞かれる内容について

メンタルケア

面接で聞かれることは、

「なんで医学部を志したの?」
「将来の医師像は?」

といった医学部ならではの質問から、

「どうやってここまで来たの?」
「この大学の印象はどんな感じだった?(笑)」

といったフランクな質問まで様々です。

 

基本的に医学部の受験では、個人面接の場合は2~3人の面接官がいて、それぞれの面接官が別のカテゴリーの質問を振ってくるイメージです。

 

主に聞いてくるのは、

・フランクな質問
・資料をもとにした考察問題、倫理を問う問題(安楽死が~的な)
・医学部ならではの質問
・高校時代の話

が中心になると思います。

 

高校時代の話に関しては、願書や事前に作成する小論文をもとに質問してくる場合が多いので、願書・出願書の記載も抜かりなく!

面接練習について

考え

面接練習は、

・親
・学校の先生
・(補足)塾などの予備校の先生

あたりにお願いするといいと思います。

 

面接練習では、

・自分の頭の中の言葉をうまく伝える
・自分の弱点を見つける
・棒読みになっていないか

を中心に確認・評価してもらいましょう!

 

僕自身は、基本的に学校側が面接対策をしてくれましたが、自分の想定外の質問をぶつけられたときのクセ(目を泳がせがち)や頭から抜けやすい質問を把握できたので本番時に意識できました。

 

では、どんな質問が本番でされて、どこまで対策すればいいか、について次の章で解説していきます。

オススメの面接対策本:2022年入試対策医学部面接ノート

 

オススメの本は「2022年入試対策医学部面接ノート」です。

 

この本は、代々木ゼミナールから出版された本で、内容は以下の通り。

本書は、過去に実際に行われた医学部の面接の内容を、受験生への詳細なアンケートを通じて情報蒐集したものを、SAPIX YOZEMI GROUPの講師陣が分析・解説したものです。
第1部の「面接突破のためのアドバイス」では、面接試験での代表的な質問例について、回答の基本方針と解答例を明示しています。これらのアドバイスを参考にして自分なりの回答を考えることで、己をもう一度見つめ直し、「医師に目指そうとする自分」のスタンスをより明確にすることにつながります。
また第2・3部の「医学部合格のための面接体験記」では、面接会場の様子や、実際に行われた質問事項について各大学ごとにまとめてあります。面接形式や質問例を知っておくことで、本番においても心に余裕を持って臨むことができるでしょう。
(Amazon説明文より)

 

本書では、第一部の「面接突破のためのアドバイス」にて、医学部での頻出の質問とそれに対する回答例が載っているので、これらを参考に自分なりの回答を作っていくと医学部の面接対策はおおよそ完成します。

「将来はどんな医師になりたいか」
「安楽死と尊厳死の違いは?またあなたの意見は?」
「最近の気になっているニュースは?」

といった問題にも対応できるようになっています。

 

また、解説にて、「こういった回答をつくるといいよ」といった指針も示してくれるので、この1冊は面接対策で使いたい一冊です。

基本的な医療常識や医療問題の教養が手に入るのもポイントが高いです。

 

…物理選択者はその辺はあまり詳しくないので(笑)。

 

第2・3部の「医学部合格のための面接体験記」では、多くの受験生の面接時の質問や対策方法、受験時の心境などが分かります。

第一部の「面接突破のためのアドバイス」では、主に面接の質疑応答に関する内容だったのに対して、この「医学部合格のための面接体験記」では、面接特有の緊張感を共有できます。

 

面接練習だけでは感じえない臨場感や面接会場での雰囲気なども感じられるので、面接練習がてら読んでおくと本番の気休めになります。

 

面接の質疑応答の網羅性・医療知識の習得・体験記。

全てにおいて、「医学部の面接対策本」の中でトップクラスなので、迷っている方にはオススメの1冊です。

僕もこの本にはお世話になりました!!

 

ほかの医学部面接対策本について

「医学部の面接」の本では、端的に65問の頻出問題が掲載されています。

 

個人的には、問題量・解説ともに「医学部面接ノート」よりも不足しているように感じますが、問題量・ページ数ともに凝縮されているので、時間がない・二次試験対策に時間を割きたい人にオススメです。

 

医学部面接はいつ練習するの?

面接対策は、筆記試験の勉強の息抜き感覚でやるのがオススメです。

先述したように、医学部での「面接」の比重は小さく、合否に直結しにくいからです。

 

もちろん、医学部の特殊性から、筆記がよくても落とされる場合もありますが、あたりまえのことを当たり前にできれば合格できるので、基本は筆記の勉強に時間を使いましょう!

 

学校側で面接練習を予定した日に合わせて少しずつ回答を作ったり、勉強の球形の合間に対策本を読むなどして、うまく時間を取るといいと思います。

とはいっても、面接がうまくできなかったり、上達しないようであれば時間を取るなどの柔軟性は必要ですが。

 

まとめ

まとめ

本記事では、

・いつから面接対策をすればいいか
・面接練習に関する内容
・面接対策オススメ本

について解説してきました。

 

先述したように、医学部における筆記テストに比べると比重は小さく、対策にも時間をかけられない、という人が多いと思います。

僕自身も、「面接よりも数学が…」と切羽詰まっていた記憶があります。

 

ただ面接してみると、相手は医者で、話しているうちに「絶対医者になりたい!浪人したとしても」と思うくらい感銘を受けたのを覚えています。

そのくらい、医学部の面接は印象が強かったです。

 

筆記テストと面接練習、この二つを両立しなければいけないのは、基本的に医学部だけだと思いますが、ぜひこの時期を乗り越えて医学部合格を勝ち取ってほしいと思います。

では勉強頑張ってください!

 

 

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