本記事ではこのような悩みを解決していきます。
・受験における「努力」について
・知っておいてほしいこと
本記事では「受験は才能ゲーなのか」について解説しています。
周りにいる、勉強ができる人。
ほとんど勉強をしてないのに模試や定期テストで高得点を取っている人___。
こういった人をみて、「自分が勉強しても…」と思った人にこそ、最後まで読んでほしい記事になります。
勉強に才能は関係あるのか
結論から言うと、勉強に才能は関係あります。
「才能」と一口に言っても、
・写真暗記のように暗記力がバグっている人
・勉強しなくても勉強ができてしまう人
と、様々な分野で「天才な人」はたくさんいますが、こういった能力は受験においては有利に働きます。
理解が早ければ1問あたりにかかる時間が減りますし、暗記が得意なら暗記に時間を取られずに済みます。
勉強しなくても点数がいいのなら____。
といった具合に、才能を持ち合わせていると受験においては少なくとも有利に働きやすいです。
皆さんの身の周りにも、「頭のいい人(天才)」はいるかもしれませんね。
遺伝子で「頭の良さ」はある程度決まる。
じゃあ、俺も私も今から天才になれる方法はあるかな…
と思ったあなた!
残念ながら、この「天才さ」は遺伝子で決まってしまいます。
IQに関する研究(学力と相関あり)
学力の相関関係が認められるIQに関する研究では、
・幼少期に過ごした環境で50%
決まる、という結果が出たそうです。
(IQの平均値が100、東大生の平均IQは120といわれている)
そのため、IQは今から伸ばしずらいことが分かります。
たまに「IQテストを何回も繰り返したらIQが上がった」という人がいますが、IQテストが得意になるだけで、IQが上がるわけではないので注意が必要です。
僕が好きな「ヨビノリ」の言葉
僕の好きな言葉で、予備ノリのたくみの言葉があります。
「努力だけで学力が決まるならこんなに味気ないことは無い」
という言葉です。
自分に才能があるかないかを模索しながら、自分の得意科目を見つけて勉強に励んで、合格するかしないかの成果、それが受験の醍醐味だと主張するヨビノリさん。
才能の有無が分かるのは、勉強を一定以上した人にしかわからない。
この言葉は、多くの受験生に言えることではないでしょうか?
例えば、「○○大学合格に2000時間が必要」といわれた場合には、才能がある無しは2000時間勉強した後にしかわからないように、才能はすぐにわかるものではないと思います。
それなのに「才能」を理由に勉強を放棄するのはもったいなくないですか?
とはいえ、受験における「努力」の比重は高い
と、ここまでは「天才はいるし、天才は受験では得する」という話をしてきました。
結構残酷な話をしてきましたが、本記事で伝えたいことは、「凡人はドンマイ(笑)」と言いたいわけではないです。
本記事で伝えたいことは、
・変に「才能開発をしてほしくない」こと
です。
「才能」を言い訳に勉強を放棄する学生が多い
本記事を読んでいる人の中には
「自頭が悪いから、勉強の効率が悪い」
「俺は天才じゃないから、努力しても意味ないわ」
こういった気持ちを持った学生がいるかもしれません。
ただ、ここで「自分はダメだ」と思い込んで、勉強を放棄する学生が一定数います。
これが一番まずいです。
というのも、少なくとも、受験勉強が
・出題範囲が決まっている
・高校入学時点で3年間与えられている
・悪問・難問は解けなくても合格できる
・基本的に一科目で合否が決まらない
という性質を持っているからです。
例えば、「数学が苦手」という学生がいたとしても、英語に関しては、単語・文法・演習量を積み重ねれば同じ大学を受験する学生の中でも秀でた成績が取れるわけです。
他にも、国語(特に古典)や社会に関しては演習量に依存するので、いくらでもやりようはあります。
数学が苦手でも、正しい勉強法で適切な量の演習量を積めば、受験生の中でも見劣りしないレベルには持っていくことができます。
「100メートルを10秒で走れ」は無理でも、「期限なしで42キロを走り切れ」といわれたらできる学生が多いのではないでしょうか。
勉強はマラソンです。地道な継続が大切です。
変に「才能開発をしてほしくない」こと
自分にないものを獲得したいという、向上心は素晴らしいですが、変にこだわる人が多い気がします。
「自頭力を鍛えたい」
「ショートスリーパーになりたい」
こういった願望から、変な自己啓発本やYoutuberに感化される学生がいますが、はっきり言って時間の無駄です。
特に、自頭力は経験(知識など)・遺伝子で決まってしまうので本一冊読んだくらいで伸ばせませんし、ショートスリーパーについては、完全に遺伝子変異なので、本ではなれません。
ほかの本でもそうですが、エビデンス(根拠)のない本を読んでも、自信の能力アップにはつながらないので、その本の時間を勉強に回した方がよっぽど成績は上がりますよ。
ただ、自分の能力を客観視できていることは、実力を過大評価している人よりも成績は伸びやすいと思います。
※僕の友達で、ショートスリーパーになりたかった友達は、「ショートスリーパーになる方法」的な本を読んで、3日で体調不良になってました(笑)。
本記事で知ってほしいこと
本記事で知っておいてほしいことは、自分を悲観せず地道な努力を積み重ねてほしい、ということです。
「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、自分よりもなんかしらの能力が優れていると感じやすい気持ちはわかりますが、自分の能力が変わることは無いからです。
だからこそ、謙虚に、堅実に、奢れることなく勉強に励んでほしいと思います。
受験では、自分の能力を過信せず、臆病な方が合格率は上がります。
「今の自分に足りない能力は…」
「全然覚えられないからもう一周しよう」
こういった取り組みから始めてみましょう!
この繰り返しが学力向上・ましてや「天才」に対する勝ち筋になるので、目の前の努力を惜しまず勉強していきましょう!
まずは、最低でも「同じ受験生の勉強時間」分の勉強時間を確保するところから始めてみましょう!
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