本記事ではこのような悩みを解決していきます。
・医学部面接対策本について
・医学部面接は緊張する話
本記事では「医学部面接でやってはいけないこと」について解説します。
医学部では、その特殊性から基本的に面接を取り入れている大学がほとんどですが、やった方がいいこと・やってはいけないことがあります。
やった方がいいこととして、「ノックの回数が…」などは大体の面接本に記載されているので、本記事では僕の失敗談などをもとに、やってはいけないことについて紹介します。
医学部面接は、「基本は落とさない」ものですが、たまに禁忌を踏んで不合格になってしまう受験生がいるので本記事は参考になると思います。
そのほかにも、面接で聞かれる内容や面接対策にオススメの本などについても紹介しているので、医学部受験生はぜひ最後までご覧ください。
(補足)医学部面接を始めるタイミングについては以下の記事にて解説しています。
医学部の面接対策はいつからすればいいの? 本記事ではこのような疑問を解決していきます。 医学部の面接対策はいつからすればいいの? 面接練習について 面接で聞かれる内容について オススメの面接[…]
医学部面接でやってはいけないこと
医学部面接で絶対にやってはいけないことは
「目を見て話さないこと」です。
というか、これだけは守ってください。
「当たり前じゃん(笑)」と思う人がほとんどだと思いますが、面接のときになると意外と自信の無い人がやってしまいがちです。
これをやると
・対人関係やコミュニケーション能力の懸念
が出てくるので、面接練習でこういう仕草が出てしまう人は本番の時に意識するだけでも全然変わってきますよ。
「目を見て話せ」と言ってくれたのは、元医学部面接官をやっていた方からのアドバイスです。
「筆記試験ができてれば、面接では目を見て話せば何とかなる(笑)」
こういった言葉を授けてくれました。
当たり前のことだからこそ、徹底したいポイントですね。
医学部面接でやってはいけないこと(失敗談)
僕自身がした失敗談は
話さなくてもいいことを話してしまったことです。
医学部面接のイメージとして、怖いとか不安というイメージを持つ人は多いと思いますが、実際受験してみると優しい面接官は意外にも多いです。
実際、医学部に入学してみると「この人、面接官だったな」という人がたくさんいますが、大抵は普通の人だったり、優しい人が多い印象を持ちました(圧迫面接をする教授も一定数いるが)。
僕の担当の面接官は幸いにも優しい面接官だったため、
「あれ?優しくね?」
と油断し、饒舌になってしまったのを覚えています。
僕がやったミスは、高校の先生が書いた内申書に書かれた内容を自ら否定する行為でした。
「内申書では欠席日数は0日ですが、実際は一回遅刻をオマケしてもらってます(笑)」
今思えばバカなことをしたな~と思いますが、自分から評価を下げかねないことを言ってしまいました。
この記事を読んでいる皆さんも「バカだな~」と思っていると思いますが、
・質問内容がフランク(楽しかったことなど)
・自分の得意分野の質問
だった時には、今一度気を引き締めてほしいと思います。
「なんで医者になりたいの?」
「どういう医者になりたい?」
「尊敬する人は?」
といったテンプレの質問に対して、受験生側が回答をあらかじめ作っていることは面接官もわかっていますから、むしろ油断させるのも一つの面接の手段なのかな~とも後から感じました。
こういったときほど、ぼろを出しやすいことを念頭において面接に挑んでほしいと思います。
医学部面接対策にオススメな本の紹介
とはいえ、医学部の面接では定番の質問があり、ある程度回答を作る必要があります。
「医学部ではどういう質問がされるのかな」
「どういう回答が好まれるかな」
という人も多いと思いますので、オススメの面接対策本を紹介します。
オススメの本は「2022年入試対策医学部面接ノート」です。
この本は、代々木ゼミナールから出版された本で、内容は以下の通り。
本書は、過去に実際に行われた医学部の面接の内容を、受験生への詳細なアンケートを通じて情報蒐集したものを、SAPIX YOZEMI GROUPの講師陣が分析・解説したものです。
第1部の「面接突破のためのアドバイス」では、面接試験での代表的な質問例について、回答の基本方針と解答例を明示しています。これらのアドバイスを参考にして自分なりの回答を考えることで、己をもう一度見つめ直し、「医師に目指そうとする自分」のスタンスをより明確にすることにつながります。
また第2・3部の「医学部合格のための面接体験記」では、面接会場の様子や、実際に行われた質問事項について各大学ごとにまとめてあります。面接形式や質問例を知っておくことで、本番においても心に余裕を持って臨むことができるでしょう。
(Amazon説明文より)
本書では、第一部の「面接突破のためのアドバイス」にて、医学部での頻出の質問とそれに対する回答例が載っているので、これらを参考に自分なりの回答を作っていくと医学部の面接対策はおおよそ完成します。
「将来はどんな医師になりたいか」
「安楽死と尊厳死の違いは?またあなたの意見は?」
「最近の気になっているニュースは?」
といった問題にも対応できるようになっています。
また、解説にて、「こういった回答をつくるといいよ」といった指針も示してくれるので、この1冊は面接対策で使いたい一冊です。
基本的な医療常識や医療問題の教養が手に入るのもポイントが高いです。
…物理選択者はその辺はあまり詳しくないので(笑)。
第2・3部の「医学部合格のための面接体験記」では、多くの受験生の面接時の質問や対策方法、受験時の心境などが分かります。
第一部の「面接突破のためのアドバイス」では、主に面接の質疑応答に関する内容だったのに対して、この「医学部合格のための面接体験記」では、面接特有の緊張感を共有できます。
面接練習だけでは感じえない臨場感や面接会場での雰囲気なども感じられるので、面接練習がてら読んでおくと本番の気休めになります。
面接の質疑応答の網羅性・医療知識の習得・体験記。
全てにおいて、「医学部の面接対策本」の中でトップクラスなので、迷っている方にはオススメの1冊です。
僕もこの本にはお世話になりました!!
医学部の面接は誰でも緊張する
最後になりますが、医学部の面接で緊張しない人はいません。
面接が不安___。
面接で落とされたらどうしよう___。
こういった不安はだれしもが経験することです。
僕の通っていた高校で一番優秀だった医学部受験生も面接練習でうまく話せず泣いてしまったり、何回やっても詰まってしまったり___。といったことがありました。
僕自身も、本番4日くらい前までは頭の中が真っ白になることが多かったですし「こんな状態で間に合うのか…」と不安になったのを覚えています。
面接当日も、ひとりずつ名前が呼ばれていくときには緊張で吐きそうでしたし、絶対に終わったと思った記憶があります。
ただ、そんな中で練習したことって意外と本番で実力を出せたりするんですよね。
不安に駆られながら、詰まりやすい部分を自分で見つける・自分なりのテンポで話す___。
こういったことの繰り返しが本番で活きてきます。
くり返しになりますが、医学部での面接は緊張しますが、練習をしっかり詰めば落ち着くところに落ち着くと思います。
振り返ってみると「あの時、もっと○○しておけば」ということもありますが、自分の全力を尽くして合格を勝ち取ってほしいと思います。
では、頑張ってください!応援しています。