勉強での完璧主義は成績が伸びなくなる理由2選[改善の効果も大きい]

勉強で完璧主義ってどうなんですか?
なかなか成績が伸びなくて困っています…

本記事ではこのような悩みを解決していきます。

 

・受験では完璧主義がマイナスに働く理由について
・どういった学習をすれば成績が伸びるのかについて
この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

結論から言うと、勉強では完璧主義はマイナスに働きやすいです。

 

本記事では、完璧主義の成績が伸びにくい理由とその対処法について解説しているので、

・成績が伸び悩んでいる人
・どうすれば成績が伸びるか知りたい人

はぜひ最後までご覧ください。

[前提]成績を上げるには理解は必要です

教師

まずは誤解が無いように。

勉強で完璧を目指すこと自体は悪いことではないです。

 

というのも、基本事項が理解できていない状態で問題を解いていってもただの暗記になったり、応用が利かなくなることが多いからです。

 

例えば、公式が分からないまま、数学の演習をしても「なんとなく」の理解で、

・値を変えられたら間違う/時間がかかってしまう
・応用問題での使い道が分からない
・すぐに忘れてしまう
・アウトプットできない

といった障害が出てきてしまいます。

 

これでは、勉強するだけ時間がもったいないですし、合格にも直結しない勉強になってしまいます。

もちろん、中には英単語のように絶対的な暗記が必要とされる分野もあるので、100%正しいわけではありませんが、思考力が問われる問題ではおおよそ理解が求められるため当てはまっていると言えます。

 

勉強で完璧主義を求めすぎると成績が伸びない理由

どれを選べばいいか困っている図

とはいえ、「完璧」を求めすぎるために成績が伸びない生徒が多いのも事実です。

 

僕自身も一時期「完璧主義」の呪縛にとらわれた経験がありますし、成績が伸び悩んだ同級生や家庭教師の経験から、

この人は成績が伸びないな…」

と思う学生の特徴として、完璧主義というのがあるので紹介します。

 

完璧主義が成績が伸びない原因を細かく分けると以下の2つに分けられます。

・理解で時間を使いすぎてしまうから
・勉強時間のわりに成績が伸びなくて挫折するから

です。

 

1つずつ解説していきます。

理解で時間を使いすぎてしまうから

「○○が理解できるまでは先に進まない」
「念のためにもう一周教科書を読もう」

こういったマインドの学生が多い傾向があります。

 

これらの取り組み自体は立派なのですが、勉強することが目的になってしまっているということが問題になっています。

 

入念に基本を復習して、時間を消費してしまう。

それによって、問題を解く時間が無くなっている___。

 

一応、勉強する目的は、

問題を解くこと

ですが、完璧主義者は「勉強のための勉強」に時間を使ってしまっています。

 

問題演習に移れないことによる障害について

問題演習に時間を割けないデメリットは

・出題意図と勉強方法がずれる可能性がある
・理解したつもりになってしまう
・複雑な問題を解く鍛錬が足りなくなる

といった点が挙げられます。

 

特に、インプット中心になりがちな完璧主義は、出題者とのギャップが生じやすく、勉強したのに解けない…といった状況に陥りやすいです。

 

極端なことを言うと、基本的な理解を優先して20問しか演習していない学生よりも、40問暗記した学生の方が成績が高くなることもザラな様に、演習量を積むことも大事です。

完璧主義を求めてしまう人の特徴として、問題演習で問題が解けないことを過剰に怖がる傾向がありますが、痛み無くして成長はありません。

 

自転車に乗れるようになる練習でも机上の空論で理論を学ぶよりも、実際に転びながら感覚を掴んでいった方が理解が早いことだってあります。

 

問題演習でも、

「この公式って、こういった問題でも使えるんだ…」
「この手の問題は理解したつもりだったけど、意外と覚えて無かったな」

といった自分なりの気づきの連続のほうが成長も早くなります。

 

なので、参考書での勉強を反復するのではなく、時折の問題演習で弱点の抽出→弱点の補充で勉強してみてはいかがでしょうか。

勉強時間のわりに成績が伸びなくて挫折するから

先述したように、インプット寄りの学習はどうしても自己流になりがちです。

 

・できるの基準が自分であること
・実践演習の不足
・頭を使う機会の減少

などの理由から模試や定期テストでパニックに陥りがちです。

 

しかも、

「あれだけ勉強したのに、この点数か…」

と、自信を無くす学生が多いです。

 

実際、理論がある程度固まっていて、やり方ひとつ変えさえすれば成績が伸びる直前にまで来ているだけに惜しいです。

 

こういった学生向けに、

どうすれば完璧主義者が成績が伸びるかについて以下で説明します。

[結論]勉強はインプットよりもアウトプットが重要です

比較

もう既に答えはわかっていたと思いますが、演習をしましょう!

 

具体的には、教科書や参考書での学習に、問題集もセットで学習することがオススメです。

 

理由は、

・学んだ内容を理解できるようになっているかの確認になるから
・更なる深い理解につながる可能性があるから

です。

 

素振りの練習をしているだけでは、試合でボールを打てるようにならないように、勉強でも理論ばかり勉強しても成績は伸びません。

だからこそ、「苦しい」と思うことを積極的にやってほしいと思います。

 

不思議なことに、苦しいことをやらないと成績って上がらないんですよね(笑)。

ということで、積極的に問題演習をしていきましょう!

ではまた。

 

 

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