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[高校受験]医学部を目指すなら地方トップ校へ行くべき理由3選

現在中学生ですが、将来は医者になりたいです。
中学生のうちからできることってありますか?

本記事ではこのような悩みを解決していきます。

 

・医学部を目指すなら地域トップ校を目指すべき理由
・地域トップ校以外でも医学部合格自体は可能な話
・まとめ
この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

結論から言うと、まずは高校受験で地域トップ校に合格することです。

 

では早速見ていきましょう!

医学部を目指すなら地域トップ校を目指すべき3つの理由

メリット

地域トップ校に合格することのメリットは以下の通りです。

・学校の生徒のレベルが高いから
・授業の難易度、進度が比較的早い
・推薦に強い

1つずつ解説していきます。

 

学校の生徒のレベルが高いから

地域トップ校のメリットとして、在籍している学生のレベルが高いことが挙げられます。

地域トップ校であれば、東大や京大、その他医学部を目指す学生が多いこともあり、学校全体のレベルが高い傾向にあります。

 

その環境で勉強していくと、「あたり前」のレベルが上がっていきます。

 

「共通テストで8割とれるのは当たり前」
「1日12時間勉強できるのは当たり前」

といった具合です。

 

朱に交われば赤くなるという言葉があるように、高いレベルの環境に食らいついていくことで、気づいたときには医学部合格が見えてきている、ということもあり得ます。

レベルの高い環境についていくことで、自分もそのレベルに達することは十分可能です。

 

僕自身は、入学当初は学校で下から数えて30番くらいの位置にいましたが、医学部受験組に負けないように食らいついた結果、国公立医学部に合格できましたし、自分の中で壁を作らずに済みました。

 

受験に関していえば、

「東大なんて無理だろう」
「偏差値70なんて一生とれるわけがない」

といった自分の中で限界を決める人が多いように感じます。

 

ただ、周りに目標値に達している人がいれば参考にできますし、極端なことを言えばその人を抜かせば自分の目標を達成できます。

そのため、折れずに学習できるのが地域トップ校の強みだと思います。

 

そのくらい高校3年間が与える影響は大きいですし、合否に直結します。

そのため、多少無理してでも高校受験を頑張ってみる価値はあると思います。

授業の難易度、進度が比較的早い

学生のレベルの高さから、ほかの高校と比べても学校の授業の進度・難易度が高いことが多いです。

僕のいた地域トップ校は、旧帝国大学(東北大・名古屋大レベル)を基準として授業していたのに対して、地域で2番目の高校は地元の国公立大学を基準として授業を進めていました。

 

そのため、地域トップ校では二次試験重視の難関大学に向けた授業をしているため、早めのうちに授業範囲・難易度共に仕上げることが多いです。

難関大学を受験する学生の多くは、首都圏をはじめとする中高一貫校の学生であることも踏まえると地域ではトップ校に入学することが中学校のうちにできる受験対策といえます。

 

進度に関していえば、僕の地域では

数学が高3の5月に終わったのに対して、地域2番目の高校は高3の12月に終わったとのことでした。

 

数学に関していえば、いかにアウトプットに時間を割けるかが合否に直結するので、授業のカリキュラムに沿った学習をした場合は、実質的に難関大学の合格が難しくなります。

数学に限った話ではありませんが、このような違いがあるため、トップ校に合格しておくと、医学部受験に有利になりますよ。

 

ちなみに、共通テストの平均も、僕の地域では

・地域トップ校:75%
・地域2番校:68%

と数値からみても差がついていることが分かります。

 

推薦に強い

地域トップ校であれば、推薦合格のルートもあります。

 

具体的には、

・私立医学部の指定校推薦
・国公立大学、私立大学のAO

の2つで優位にはたらくことが多いです。

 

特に、前者の「私立医学部の指定校推薦」は地域トップ校では枠がある可能性が高いです。

僕の通っていた指定校推薦は、私立医学部の枠が3名ほどありました。

 

学費の面から志願する人はいませんでしたが、指定校推薦の場合、受験せずに医学部に入学できます。

 

・学費が高いこと
・指定校推薦を疑問視する声が多いこと
・入学後についていけるだけの学力があるか

といった不安な点はありますが、医師になるには医学部に入学しないといけないこと・医学部入試のレベルが高いことを踏まえると、地方高校から医学部に入学するルートの一つとしてはありだと思います。

 

僕は医学部に入学してから知ったのですが、

・私立医学部でも奨学金制度が充実していること(返済不要も多い)
・医学部に入学するために多浪する人が多いこと
・大学の授業は、勉強量の確保が最重要であること

を知りました。

 

これらの点も踏まえると、コスパのいい入試だと思います。

そのため、指定校推薦を使う・使わないにかかわらず地域トップ校に合格しておくと医学部に近づくと思います。

 

[注意点]もちろん他の高校でも医学部合格は可能

解決策

ここまで、「医学部を目指すなら地域トップ校がオススメ」という話をしてきましたが、地域トップ校以外で医学部に合格することもできます。

実際、僕の地域でも地域2番校から医学部に合格して新聞に載った人もいました。

 

ただ、問題はその少なさです。

 

僕の地域では、地域トップ校以外で医学部に合格する人は数年に1人で、神格化されるレベルです。

 

しかもそういった人は、

・自分で独学している
・制服が可愛いなどの理由で意図的にトップ校に通っていない

といった背景を持つ人が多い印象です。

 

そのため、毎年数名~数十人の合格を安定して出している地域トップ校に比べて期待値が低いですし、再現性が低いです。

 

また、自分で独学するエネルギーや周りの人との温度差などからも勉強環境の構築やモチベーションを維持するのも難しいと思います。

 

こういったことからも、将来医師になりたいという学生には、地域トップ校の合格を第一目標にすることをいつも勧めています。

 

まとめ

まとめ

本記事では、

・医学部を目指すなら地域トップ校がオススメ
・地域トップ校でなくとも合格できる可能性はある

という話をしてきました。

 

ただ、結局のところは自分がいかに高校3年間で積み上げられるか、努力できるかにかかっているので、

「この高校に合格すれば、医学部に入れる」

というものではありません。

 

ただ、医学部に合格するための環境が比較的用意されている地域トップ校の授業についていくことが合格に近づくことも事実です。

なので現在中学生の方は是非とも受験勉強の一環として地域トップ校を目指してほしいと思います。

ではまた。