本記事ではこのような悩みを解決していきます。
現在高校生で、
・高いレベルの志望校を狙っているが、学校のカリキュラムが遅い
・進学校の生徒に追いつきたい
と思っている学生さんは多いと思います。
実際、先取りのメリットは大きいですし学校での勉強の全体像をつかむのにも有効です。
そんなメリットが多い先取り学習にも注意しなければいけないことがあるので、早速紹介していきます。
先取り学習の注意点について
先取り学習の主な注意点は
・一定の頻度で復習すること
・学校の内容を理解している前提であること
です。
1つずつ見ていきましょう。
1.分からないところを手つかずにしないこと
まずは、分からないところを手つかずにしないことです。
要するに、疑問があればその都度解決していこう、ってことです。
というのも、先取り学習は知らない分野を自力で学習することがメインになりますが、疑問を放置して進むと分からない分野が増えていってしまうからです。
例えば、単純な計算をすっ飛ばして、文章題を解けって言われても当然解けないわけです。
分からない部分が多くなればなるほど挫折率は大きくなるので、目の前にある疑問を解決していくことが結果的に最善になります。
分からないところがあれば
・勉強が得意な子
・学校の先生
・塾の先生
に質問してみることをオススメします。
よく
「先取り学習の範囲を先生に聞くのは抵抗がある」
という学生さんがいるのですが、結論から言うと問題ないです。
先生側からしても、意識高いな~くらいにしか思わないですし、先生は生徒に勉強を教えることが基本的な業務なので、全く心配はないと思います。
もちろん、学校での成績が悪かったり、学校での態度が悪い場合は先に正しておく必要がありますが(笑)。
2.一定の頻度で復習すること
先取り学習で同じく重要なこととして、一定の頻度で復習することが挙げられます。
「先取り学習」というくらいなので、どんどん先に進むイメージが先行しがちですが、むしろ復習のほうが大切です。
というのも、使わない期間が長引くと先取りの効果が半減してしまうからです。
中学校の頃に習った技術や美術の勉強内容を覚えている人が少ないように、時間のブランクを開けすぎないことが大切です。
復習の目安としては、人に寄ると思いますが、2週間~1か月の間に復習の機会をとると、ど忘れは十分に少なくなると思います。
これは僕自身の体験談ですが、高1の頃、躍起になって大した理解もしないまま数3までの勉強を無理やり終わらせた記憶があります。
この時の僕は、先取りをしている自分の酔っていたので、復習をおろそかにしてしまいました。
結果として、問題を出されても
「やったことがあった気がする」程度の理解にまで落ちてしまいました。
結局、ほとんど同じ勉強のやり直しで、復習しなかったことを公開した記憶があります。
このように、
・先取り自体が目的にならないように
・定期的な復習を忘れないように
しながら「正しく」先取り学習に励んでほしいと思います。
3.学校の内容を理解している前提であること
最後に注意してほしいことは、学校の勉強を理解していることです。
というか、これが一番大切です。
あくまでも先取り学習は学校の勉強ができるうえでプラスアルファでやるものです。
というのも、
・内申点など、進学の幅を狭めかねない
・先取り学習の理解の妨げになる可能性がある
からです。
学校の定期テストレベルの問題は教科書レベルのことが多く、絶対に理解すべきレベルのものばかりです。
正直、学校で取り扱っている国語・英語に関してはどうしても丸暗記の要素が大きくなるので微妙です。
ただ、特に理系科目の場合は必須レベルの知識や計算力はつくので、先取り学習よりも優先順位を上げることをオススメします。
先生の塾嫌いの問題について
特に公立高校の先生に多く見受けられるのが
「塾よりも学校の授業のほうが大事」という先生です。
これに関しては、ぶっちゃけ無視してもいいと思います。
というのも、結局は志望校に受かることが一番優先順位が高いからです。
正直、学校の先生よりも、幾多の合格者を輩出した先生の授業のほうが分かりやすいのは事実ですし、効率も塾や映像授業のほうがいいのは否めないからです。
なので、自分がベストだと思う方法で学習して問題ないと思います。
ただ、
先述したように、学校のテストや模試で大した成績を残せていないのなら、黙って授業を受けることをオススメします。
学校の先生のタイプとして
・成績さえ高ければ深く干渉しない先生
・塾の勉強や独学よりも自分の授業を大切にしてほしい先生
などがいますが、共通点としてとりあえず目の前の課題は理解してほしいという思いがあります。
指された問題を間違えずに答えられ、授業内容についても一定の理解を持った状態にまで仕上げることを第一目標にしてほしいと思います。
結局、受験では積み重ねが大事なので、基礎がぐらついている学生は合格から遠のく可能性があるので、この辺を意識して学習に励んでほしいと思います。