本記事ではこのような悩みを解決していきます。
・1年間で合格するために必要なことについて
・具体的な勉強法について
・合わせて読みたい記事
[結論]勉強はいかに演習量を詰められるかが勝負!
勉強ではいかに自分の頭で思考し、演習量を確保できるかが勝負になります。
成績が伸び悩む人の特徴として、
インプットに時間を掛けすぎる、という特徴があります。
もちろん、全くのゼロから演習しろ!と言っているわけではありませんが、一定のインプットが済んだらすぐに実践に移る必要があります。
インプットが過多になりすぎる人の特徴として、
・同じような教材を主にインプット目的で使用している(参考書マニアに多い)
・問題を解いても、基本的にすぐに答えを見ている
といった特徴があります。
こういった勉強法が悪い、と言っているわけではないですし、高校1年生~2年生の間に行う分には問題ないです。
ただ、入試までの時間が1年以内の人には効率的にオススメできない方法です。
というのも、インプットで使う能力とアウトプットで必要な能力には違いがあるからです。
インプットは主に、内容の理解・解法の暗記が主な目的になります。
各々の分野の典型的な問題を覚えることはもちろん、公式の理解に役立つので問題を解けるようになるためのプロセスとしては大事な工程になります。
ただ、インプットだけをしても学力が伸びないのも事実です。
例えば、初見の問題を解く場合は、
・どのようにしてインプットした内容に帰着させるか
・どういった答案だったら点数がもらえるか
といった点が重要になってきます。
インプットの作業はいわば、問題を解けるようになるための過程の一つにすぎません。
そのインプットをどう組み合わせていくか、これが初見の問題を解けるようになるために必要なことになります。
なので、インプットもさることながら初見の問題を自分の頭で考える作業を多めにとるようにしてほしいと思います。
具体的には、インプット:アウトプットの比率は2:8くらいにすると掛ける時間効率が良くなると思います。
アウトプットのメリットについて
アウトプットのメリットは大きく分けて以下のような3つあります。
・インプットとは違った気づきが得られる
・自分の理解度を客観的に評価できる
です。
思考の訓練になるのは当たり前のことなので、下の2つについてそれぞれ解説していきます。
インプットとは違った気づきが得られる
個人的にアウトプット主体の勉強をオススメする理由の一番はこれです。
野球で例えるなら、インプットは素振り・アウトプットは試合といった位置づけだと思います。
練習で繰り返した練習を試合で発揮する。
これが野球では重要になってきます。
素振りだけ練習していても、実際にボールを打てるかは別ですし、緊張感や状況も変わってきます。
これと同じように勉強でも、参考書だけ読んでいても新問には対応できないことがほとんどだと思います。
ある程度の知識が付いた状態で問題を解くと、いままでスルーしていた文章が大切なことに気づけたり、自分の理解が浅かった部分が見えてきます。
「公式を見てもよくわからなかったけど、例題や練習問題を解いたら理解できた」
といった経験をしたことがある人は多いとおもいますが、アウトプットはまさにこんな感じです。
なので、分からなくてもすぐに回答を見るのではなく、10分程度自分の頭で考えるクセをつけておくと成績の伸びも早くなると思います。
自分の理解度を客観的に評価できる
模試をはじめとして、アウトプットでは自分の理解度を客観的に知ることができます。
自分が得意だと思っていても、いざ問題を解くときになると手が動かなければ客観的に見て「できていない」と判断できますし、逆もあります。
ただ、成績が伸びていない人の特徴として、自己評価が高い傾向があるというデータがあります。
インプット中心に勉強を進めていると、
「あれ?この問題見たことあるな…解けそう!」と思う瞬間があると思います。
こういったときに、思考を止めたり、問題を解かずにすっ飛ばしていくと、模試や本番で
「見たことあるはずなのに解けない…」
といった悲劇が起こります。
受験は、3年間で勉強した内容を少ない問題で合否を決めるものなので、こういった原因で落ちるのはもったいなさすぎです。
なので、演習の段階で、なんとなく解けそうと思ったものでも、
・本当に計算して答えが出せるか
・もう一度同じ問題が出てきたときに解けるか
といったことを気をつけながら実践していくと成績も伸びやすくなると思います。
具体的な科目の勉強方法について
じゃあ数学とか英語とかってどうやって勉強していけばいいの?って話になってきます。
これに関しては科目ごとに以下で解説していきます。
[希望]高校3年生の勉強は過去最高の効率でできる!
高校3年生の勉強は高校1年生、2年生に比べると効率は上がります。
・基本的な英単語、英文法は理解できる
・二次関数や積分の基本的な問題は解ける
・物理や化学などの理系科目は半分以上履修し終わっている
といった状態になっていると思います。
1年生の時には
「この単語分からないから調べよう」とか「二次関数の問題むずくね?」といった経験があったと思いますが、このくらいのレベルなら自然に扱えるようになった人が多いと思います。
このように、インプットの経験値がある程度詰めているので、分野別の知識はある程度ついていると思います。
なので、高校3年生では、得た知識(道具)を用いて未知の問題を解けるようにする作業を積むことがメインになります。
要は、点と点をつないで線を作ることがメインになってきます。
逆な言い方をすれば、どれだけインプットの作業を1年~2年の間積んでいても、演習量不足が原因で志望校に受からない人もたくさんいます。
これこそが、皆さんの勝ち筋になります。
演習量を人一倍積むことでここからの逆転も十分可能です。
もちろん、1年間で医学部に合格しようと思うとそれこそ鬼のような努力が必要です。
勉強時間だけでは推し量れませんが、目安としては平日5~6時間、休日は10時間~12時間くらいはほしいところです。
皆さんの周りにいる「医学部に受かりそうな人」に追いつき、追い越していくわけですから「今のままでは厳しい」という自覚を持つことが大切です。
幸い「危機感」は高校1年~2年生と比べると感じやすいと思います。
ここまでいろいろ書きましたが、受験において一番の活力は危機感です。
「このまま行ったら落ちるだろうな」
「朝起きないとヤバい」
「全然勉強が足りていない…」
こういった危機感を感じられるようになってくると量を確保できるようになってきます。
一刻も早い危機感の実感を味わってほしいと思います(笑)。
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最後に「合わせて読みたい記事」を紹介して終わります。
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