どれを選べばいいか困っている図

数学で間違えた問題の解きなおしについて[主に模試について]

数学の間違えた問題の解きなおしはどうすればいいですか?

本記事ではこのような疑問を解決していきます。

 

・数学の間違えた問題の解きなおしについて
・模試で心掛けたいこと
・まとめ
この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

数学で間違えた問題の解きなおしについて[模試に関して]

どれを選べばいいか困っている図

数学で間違えた問題に関してやるべきことは、

1.計算や発想が出なかった部分を詰め直す
2.できなかった問題の周囲の知識を入れ直す
3.同じような問題が出てきたときに絶対に解けるようにする

の3パターンを心掛けるといいと思います。

 

1つずつ解説していきます。

1.計算や発想が出なかった部分を詰め直す

まずは、どうしてその問題が解けなかったかの分析をするのがいいと思います。

 

・発想が出なかったとすれば、その原因は何か
・計算が不十分なのか
・全く別の回答を作ってしまったときには、答案作成中にどういう発想を持ったのか

などを確認していくと自分の弱点が見えてきます。

 

例えば最大値を求めよ、という問題が出た場合は、微分だったり、図を書くといった発想が出てくると答案作成の指針ができると思います。

もしも微分や図を書く発想が出なければ、問題の意図が分からなかったわけなので、「理解が浅かった」という結果になります。

これを踏まえて、「意識したうえで」もう一度問題演習を積んでいけば、以前よりも力はつくと思います。

 

計算ミスに関しても同様に、たまたま間違えてしまったのか・それとも同じようなミスを繰り返してしまうのか、でも対応が変わってきます。

 

こんな感じで、模試の間違えた問題の抽出と原因特定をしてほしいと思います。

2.できなかった問題の周囲の知識を入れ直す

やるべきことが、

・解法暗記なのか
・問題演習なのか
・基本概念の理解なのか

が定まったら、次にやるべきことは、その周辺の知識の確認と問題演習がオススメです。

 

これによって、より苦手な分野の絞り込みと知識の復習につながります。

意外と分かっているつもりの分野でも実は手が動かない、といったことも多いので、模試ごとに大枠の復習をしておくと根本的な力が付くと思います。

 

僕は、基本的に青チャートを使って、間違えた模試の問題の類題とその周辺の20題位を解きなおすようにしていました。(若干効率は下がりますが(笑))。

3.同じような問題が出てきたときに絶対に解けるようにする

最後に、定期的な模試の問題の復習です。

 

1,2にて模試の振り返りはできていると思いますが、

1か月後、1年後に同じ問題が解けますか?っていう話です。

 

その場では解けるようになるのは当然のこととして、考え方や計算はどうでしょうか?

1年生の初めに受けた模試の間違えた問題、今でも解けますか?

 

といった具合に、定期的な復習をすることで初めて、模試の解き直しが生きてきます。

なので、「模試の解き直しはした!」というところで止まるのではなく、継続的に復習していくのがオススメです。

 

オススメの期間として、

1日後、1週間後、1か月後、半年後と復習していくことで、自分の発想として定着するようになるので

ぜひ実践してほしいと思います。

模試で心掛けたいことについて

考え

ここまで、模試の復習方法について解説してきましたが、模試で心がけてほしいことがあります。

それは、模試の目的です。

 

 

模試の目的は何でしょうか?

志望校でA判定を出すこと・勉強のモチベーションを高めること・ライバルとの差を見ること…

 

いろいろあると思いますが、一番重要なことは自分の理解度を客観的に知ることです。

模試の目的は自分の理解度を客観的に理解すること

自分で勉強していると、勉強の方向性がずれたり、自分の理解度を過大評価してしまうことがあります。

青チャートとかをパッと見て、

「多分この問題は解けるな」と思っていても、模試で類題が出題されて解けなければ、客観的には理解不足ということになります。

 

本番でこういった事態が起こるとまさに悲惨ですよね(笑)。

「この問題の類題解いたことがあったけど、どういう解き方だったかな?」なんてことになったら、後悔が残ると思います。

 

模試は、こういった自己評価と客観的な評価のギャップを確かめる機会としては最高だと思います。

また、特定の科目や分野の点数が低いのであれば、勉強の方針の再検討にも使えると思います。

 

勉強の偏りだったり、勉強時間の質と量のチェックなどにも使えるので是非とも模試を有効に使ってほしいと思います。

ゴールは志望校に合格すること

模試はあくまで現段階の理解度を見るのに使うものです。

そのため、点数や成績にこだわるのも大事ですが、「正解不正解に関わらず、苦手意識を覚えたものをつぶす」ことに重きを置くといいと思います。

 

模試の復習は気乗りしないと思いますが、合格に近づくためには有効なプロセスなのでどんどん利用してほしいと思います。

 

まとめ

本記事では、

・数学の間違えた問題の解きなおしについて
・模試で心掛けたいこと

について紹介しました。

 

「ザっと眺めるだけでいいのでは?」という人もいるかもしれませんが、9割の人にはオススメしません。

というのも、計算過程だったり、実際に解いてみるとつまずくポイントがあったりするので、極端に計算力が高い人だったり、数学的思考力が高い人以外はしっかり書いて復習することをオススメします。

 

自分の弱点をしっかりと把握して、合格に近づけるようぜひ模試を有効に活用してほしいと思います。

ではまた!