一対一対応の演習は数3だけ使うのはOK?現役医大生が解説

1対1対応の演習で、数3だけ評価が高いので購入を考えているんですけど、これって大丈夫ですか?

本記事ではこのような疑問を解決していきます。

 

・一対一対応の演習で数3だけ使うのはアリ
・一対一対応の演習を使うにあたっての注意点
・チャート式やフォーカスゴールドとの相違点
・まとめ
この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

 

数3だけ一対一対応を使うのはアリなのか?

考え

結論から言うとOKです。

 

というのも、数3の出題パターンはある程度決まっているからです。
また、対策に必要な量も数学1A2Bと比べると多くないからです。

 

そのため、演習量不足が懸念される一対一対応の演習でも十分演習を積むことができます。

 

 

むしろ、青チャートやフォーカスゴールドのような網羅的な教材よりも、メジャーな問題を抽出した一対一のほうが効率よく学習できると思います。

 

一対一を使うまでに抑えておきたいポイント

感想

一対一対応の演習を勉強するまでに抑えておきたいことは

・教科書レベルの問題は一通り解ける(章末問題も含めて)
・数学1A2Bの問題は基本的な内容が分かる

レベルに仕上げておくことです。

 

というか、このレベルが分かっていないと「一対一対応の演習」に時間を割くのは効率が悪いと思います。

 

極限に関する問題を解いていても、数列ができなければ問題は解けるようにならないし、つまらないところで引っかかります。

 

微積の問題を解くにしても、一対一対応の演習では

「基本的な微積は解けるよね?」

といった解説内容になっています。

計算過程や初心者向けの優しい解説は省かれていることが多いです。

 

なので、教科書レベルの問題が理解できていて、ある程度解ける状態になってはじめてつかう教材が一対一対応の演習になります。

 

[注意喚起]上滑りは一番危険です

とはいえ、皆さんもご存じの通り一対一対応の演習は難しい教材です。

 

レベルでいえば、

・旧帝国大学レベル
・地方医学部レベル

ほどのレベル感です。

 

それくらい難しい教材だということを念頭に置いて使用してほしいと思います。

 

レベル感でいえば、河合模試で数学偏差値60はコンスタントにとれるレベルは最低でも欲しいです。

 

このレベルに達してないなら、もっとチャート式で演習を積むとか、問題演習に時間を使ったほうが効率的です。

 

その辺も踏まえて、自己責任で一対一対応の演習を使ってほしいと思います。

 

詳しくは以下の記事にて解説しています。

一対一対応の演習を使う前にぜひ確認してほしいと思います。

 

 

チャート式やFocus Goldでの学習と比較すると

比較

よく比較されるチャート式やFocus Goldと比較すると、

 

<いい点>

・問題量が少ないので、周回しやすい
・演習問題の質が高い
・チャート式などと比べて解説が美しい

 

<悪い点>

・問題量/演習量が不足しがち
・チャート式などに乗っているマニアックな問題が掲載されていないことがある
・解説が難しいかも

が挙げられます。

 

悪い点に焦点を当てると、やはり問題数的に演習量が積みにくいことが挙げられます。

経験値を積みたいなら、4ステップなどの問題集での演習をしておくといいかもしれません。

 

問題の質だったり、周回のしやすさで言えば一対一対応の演習に勝る教材は無いとは思いますが(笑)。

 

特に、数3は習う時期的に慣れるまでに時間がかかる科目なので、いかに周回できるかが物を言います。

なので、少ない問題を周回しやすい一対一対応の演習は相性がいいと思います。

 

青チャートやフォーカスゴールドが300問~400問くらいあるのに対して、一対一対応の演習は111問です。

短期間で回数をこなせる一対一の魅力をぜひ活用してください!

まとめ

本記事では、

・一対一対応の演習で数3だけ使うのはアリ
・一対一対応の演習を使うにあたっての注意点
・チャート式やフォーカスゴールドとの相違点

について解説しました。

 

先述したように、数3は学ぶ時期が遅かったり演習の不足などが起きやすい科目です。

だからこそ、賢く効率的に学習を進めていくことが合格への近道になります。

 

なので、一対一対応の演習に限らず、反復練習を心掛けて入試時点では得点源にしてほしいと思います。

では、勉強頑張ってください!