無駄

[2022年版]物理のエッセンスはゴミ?評判の理由と対策について[大学受験]

物理選択者の間では知らない人がいないであろう、物理のエッセンス___。

 

その圧倒的な支持率と知名度がある一方で、

受験生A
物理のエッセンスは嫌い
受験生B
物理のエッセンスを買って損した(笑)

といった声も少なくありません。

 

そこで本記事では、

・物理のエッセンスがゴミといわれている理由
・物理のエッセンスがゴミだと感じた人の対策
・参考書の注意事項
について解説していきます。
この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

 

では早速見ていきましょう。

物理のエッセンスが「ゴミ」といわれている理由

・基本事項の解説を省いている
・問題数が少ない

物理のエッセンスに悪印象を持っている人の多くは上の2つにおおよそ当てはまっている人が多いように感じます。

 

1つずつ見ていきましょう。

基本事項の解説を省いている

物理のエッセンスが「ゴミ」だといわれている理由の1つ目は「基本事項の解説を省いていること」にあります。

 

これは、物理のエッセンス本書にて

教科書だけでは分かりにくい部分を補足する、といった趣旨の記述があり、「教科書に載ってることはそっちを見てね」

という物理のエッセンスからのメッセージがあることと関係しています。

 

物理のエッセンスは、初学者向けというよりも、リードαノートなどで演習をある程度やった人や、教科書レベルの問題を解けるようになった人が解くことを前提にしています

そのため、初学者や物理を少しかじったくらいの人には、この1冊だけでは難しく感じてしまう可能性があります。

 

経験値が浅い状態でエッセンスに手を出して、理解が進まず「ゴミ」に感じてしまう。

そんな人が多いように感じました。

 

僕もその中の一人でしたが(笑)。

問題数が少ない

エッセンスが「ゴミ」といわれている2個目の理由は「問題数」が少ないことにあります。

 

具体的には、

・原理だけ説明して、問題はないせいでイメージがしづらい
・例題と練習問題が少なく、応用に結びつきにくい
・演習量が少ないせいで、偏差値に反映されにくい

といった問題が起きやすいです。

 

エッセンスはあくまで参考書なので、問題数は他で稼ぎながら原理原則を掴んでいくようにしていくといいと思います。

ただ、問題数を稼ぐにも、「エッセンスと考え方が違くて、エッセンスの思考が身に付かない」という人もいると思います。

 

こういった場合には、同じ著者が出している良問の風を同時並行で進めていくと、思考をエッセンスに染めながら演習と知識習得ができるのでオススメです。(備考:ちょっとだけ難しいです)


良問の風物理頻出・標準入試問題集 (河合塾シリーズ)

 

 

物理のエッセンスが「ゴミ」と感じてしまった人の対策法

嬉しい感情

物理のエッセンスが「ゴミ」だと感じてしまった場合は

・参考書を切り替える
・物理のエッセンスの解説動画(youtubeにアリ)
・問題演習を同時並行で行って、その都度エッセンスに戻る

ことが挙げられます。

 

参考書を切り替える

「物理が全然できないからエッセンスを買った」
「全然自分に合わない」

と感じた人は、エッセンスにこだわりすぎないのも大事です。

 

先述したように、物理のエッセンスは「基本がわかることを前提にした参考書」なので、物理がチンプンカンプンな人が買うとかえって苦手意識が出てしまう可能性があります。

 

勉強では、自分に合わない参考書での勉強は大きなロスになる可能性があるので、スパッと切り捨てる選択もアリだと思います。

 

エッセンスが難しすぎた…と感じた人は、教科書に戻るのが無難ですが、

「物理ができないからエッセンス買ったんだよ!」という人もいると思います。

 

エッセンスは難しすぎて挫折したけど、物理は得意になりたい…

エッセンスよりも見やすくて、初心者に優しい。

 

このようなニーズに合った参考書では「漆原シリーズ」がダントツでオススメです。


大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本


大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理[波動・原子編]が面白いほどわかる本


大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理[電磁気編]が面白いほどわかる本 大学入試 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本

 

書店で見たことがある人もいるかもしれませんが、この本は物理の参考書の中でトップクラスにとっつきやすいです。

 

具体的には、

・文字が大きく、読みやすい
・物理の知識が無くてもサクサク読める
・講義形式なので、順序を踏んで読める

といったメリットがあります。

 

物理で挫折して、もう駄目だ…

という人はぜひこの本を見てほしいと思います。

 

物理のエッセンスの解説動画(youtubeにアリ)をみる

「エッセンスは好きだけど、解説が分からない…」

という人は、ぜひyoutubeにて解説動画を見てほしいと思います。

 

僕が大学受験をしているときにはなかったのですが、2022年現在では

物理のエッセンスの問題を全て解説している猛者が現れました!

 

具体的な動画は下に貼りましたが、エッセンスの解説だけでなく補足事項についても時折混ぜているので、理解が格段にしやすくなっています。

 

物理のエッセンスの挫折ポイントの一つに

「解説の理解ができない」といった点が挙げられますが、随分と理解が進むようになりました。

 

…本当にいい時代ですね(笑)。

 

問題演習を同時並行で行って、その都度エッセンスに戻る

「基本はわかったけど、偏差値が伸びない」

「エッセンスをもとに演習を積みたい」

と思っている人には、良問の風がオススメです。

 

良問の風は、物理のエッセンスを書いた人が、大学入試に出題された問題をエッセンス節で解説する、というものです。

エッセンスを通じて得た考え方をアウトプットするいい機会になりますし、新しい気づきを得るいいチャンスになります。

また、良問の風を一通りやれば、おおよその大学で戦えるだけの力はつきますので、ぜひエッセンス後の力試しに使ってほしいと思います。


良問の風物理頻出・標準入試問題集 (河合塾シリーズ)

 

最後に

教師

参考書の合う、合わないは特に物理では顕著に出るので、

「ネットに書いてあったから…」とか「みんなこう言っているし…」という意見は危険です。
(もちろん、この記事も参考程度にしてください!)

 

自分のレベルや性格に合わせて効率よく勉強に励んでほしいと思います。

では勉強、頑張ってください!