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医学部が大変といわれる理由とは?[国公立・私立共通編]

質問者
医学部って入学してからが大変だって聞くけど、なんで大変なの?
特に忙しくなる時期もあわせて知りたいです。

本記事ではこのような疑問を解決していきます。

 

率直に感想を言うと、医学部は他学部に比べると忙しいです。

 

 

医学部は、専門的な知識や技術を身につけるために非常に高いレベルの勉強が求められます。 以下に、医学部が大変な理由をいくつか紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

 

この記事の筆者は現在は国公立大学医学部に在籍している現役大学生で、合格までの道のりや勉強方法についての解説記事を出しています。

1.単純に勉強量が多い

 医学部では単位数が多く、授業数が多いため、勉強量が多くなる傾向があります。

医学部1年生の時は、数学や物理、第二外国語といった一般教養があると同時に、生物学や遺伝学といった基礎医学が詰め込まれ、医学部2年生以降になると勉強する内容は基礎医学と臨床医学がメインになってきます。主には解剖学、生理学、病理学、薬理学、微生物学、病態生理学、内科学、外科学など多岐にわたる科目を学習していきます。

 

それぞれにテストやコマ数が設定されているので、必然的に授業数や拘束時間が伸びていきます。

必然的に授業時間が長くなる

上記のカリキュラムを履修するので、授業は1限目から夕方まである医学部が多いと思います。

 

もちろん、日によっては空きコマがあったり、午前休や午後休もあるので、100%ではありませんが、体感では8割以上が上記のような授業日程になっています。

 

大学入学後では、

他学部(特に文系)の人がSNSで

「一週間のうち2日休みで、○曜日だけ忙しい(笑)」といっているのを見かけたり、自分たちが授業を受けていいる時間帯にディズニーなどに出かけているのを見て絶望に浸る人もいたのではないでしょうか?(笑)

 

忙しくなる時期

そんな医学部でも特に忙しくなる時期があります。

 

それは主に、

テスト前と部活の大会前です。

 

テスト前は言わずもがなです。

どの医学部も、7月末(前期末)・12月末・2月末にテストを控えています。

科目数の多さに加え、難易度に差はあるものの「重い」科目が入ってくるので、テスト前の勉強量の確保が必須になります。

 

そのため、部活後に図書館に立てこもったり、休日に勉強時間を確保したりと精神的にも物理的にも負担がかかってきます。

医学部は単位を落とす=留年という鬼畜仕様なため、精神的な不安さも残るので大変です。

 

部活の大会前の場合は、練習時間や日数が増えることがあります。

普段は週2回の練習が3~4回になったり、外部での練習が増えたりと、今までの練習とは異質になる場合があります。特に団体競技であると、他大学との練習試合が組まれたり、遠征があったりと普段と比べるとどうしても忙しくなりがちです。

 

勉強面と合わせていくと、北医体などはテストの中間試験と被りがちですし、東医体(西医体)は前期期末試験の勉強と並行して練習に励む必要が出てくるので運動部は特に肉体的疲労と勉強の両立が必要になってきます。

 

まとめ

医学部の大変さをまとめると、

「毎日朝から夕方まで授業を受け、放課後は部活やバイトをし、テスト前には睡眠時間を削りながら、プレッシャーを感じながらテスト勉強をすることになる」

ということです。

 

もちろん、学校も日によっては午前休だったり、部活の無い日もあります。飲み会だってしますし、休日に友達と旅行に出かけたり、趣味に没頭することもできます。

 

ただ、医学部が大変といわれる裏にはこういった事情がある、といったことを知っておいてほしいと思います。

(医学部生活を他の学部と同じように捉えて、入学後や中退してしまう人がいるため)

 

結局は「慣れ」が大切になってきますが(笑)。

人によっては、部活を兼任しつつ、飲み会も積極的に参加。さらにはバイトもしている人もいますし、次の日が一限目から授業があっても飲み会をする人も多いです。(しっかりと一限目には現れる)

 

なので、医学部=遊べないということは無いですし、テスト前や部活の大会前は大変、くらいに思っておいて大丈夫だと思います。