こんな感じで今日も戦いを繰り広げるパチンカス・スロッカス。
軽い気持ちで現金遊戯ボタンを押す彼らはまだ自分たちのしていることの重大さに気が付いていない。
パチンコ・スロットにおけるワンプッシュ
本記事を読んでいる90%の人は知っているだろうが一応確認。
主に4円パチンコでは、1玉4円で球を借り、その玉で遊戯する。
20円スロットでは1枚のメダルを20円で借り、そのメダルで遊戯する。
パチンコなら玉借ボタンを押すと500円分の玉と交換(125玉)。
スロットなら貸メダルボタンで1000円分のメダルと交換(46枚~50枚)できる。
もうわかったと思うが、彼らはそんな大金を息を吸う感覚で押す。
その玉・メダルに思いを込めて____。
だが、大抵は1万・2万とお金がかさんでくる。
普段、金持ちそうなふるまいをしていない彼らがどうしてそんな大金を躊躇なく突っ込めるのか、それにはパチンコ屋がもつ異様な雰囲気が関係している。
パチ屋とかいう金銭感覚が崩壊する場所
結論から言うと、そういうものだから、である。
パチンコもスロットも、吸い込むときは一瞬であると同時に、当たるときもほんの数分で数万円を手にすることができる。
「どうせ回収できる」
こういった短絡的な思考が彼らの金銭感覚を狂わせるのだ。
このとき、パチンコ屋に設置されているドリンク(150円)はほぼ無料と錯覚する。
なお、95%の人間は回収できずに障害を終える。
パチンコ屋を出ればただの人
そんな彼らも、パチンコ屋と外界を隔てる自動ドアをくぐると一般人と遜色ない金銭感覚に戻る。
ガソリン代は高いし、400円の牛丼に苦言を呈するだろう。
決して、パチンコ屋での立ち振る舞いが現実世界に足を運ぶことは無い。
パチンコを遊戯している人の大半は高所得者ではないし、服にも無頓着である。
よって、日常生活は質素な人が多いのだ。
それは大学生にも当てはまることであるが。
そして今日もパチンコ屋に向かう。
コツコツバイトして貯めた3万円を握りしめて。