パチ屋連れってくれよ(笑)
よかろう
この記事では、こんな些細な会話から始まった友達の話を紹介していきたいと思います。
これからパチンコ店に足を踏み入れようとしている人、パチンコ店に行き始めた人、友達を誘ってパチンコ店に行こうとしている人はぜひ最後まで見てください。
始まりは友達の好奇心から
僕がパチンコ店に通っていることが友人に知られてから数日後。
門をたたく音が聞こえてきた。
どうやら彼は粗品の動画とモグラの動画を見て、リゼロのパチンコ台が打ちたくなったようだった。
以前より、リゼロの魅力を語る彼は単行本を全巻取り揃え、リゼロの布教活動をするほどリゼロ愛が強かった。
そんな彼だが、好きな芸人がその台を打っていたことで感化されてしまったのだろう。
パチンコ屋に通うことが日課だった僕からすれば、友達がパチンコ屋に行ってみたいということ自体は悪い話ではなかったし、むしろ友人とパチンコ屋に行けることに喜びすら感じていた。
とりあえず3万円を持ってパチンコ屋に集合と声をかけ、その場で解散した。
初打ちで4万発でた友人
授業が終わり、パチンコ屋に集合した僕たちは隣同士でリゼロの台に座った。
演出の解説をしながら、どのくらいの期待度があるかについて語る僕はパチンコの演者の気分に浸り、悪い気はしなかった。
パチンコを打ち始めてから約20分が経ち、友達が財布から2枚目の1万円を取り出す。
不安そうな彼を見ながら、
と、いかにもパチンカスらしい言葉を掛けながら遊戯をつづけたさなか、友達の台が虹色に輝きだした。
友達は嬉しそうに語った。
確変状態に入り、すぐさま当たる。
これを繰り返し、1時間後には持ち球が4万発を超えていた。
現金にすると15万円ほどの大金を一瞬で手に入れたのだ。
満足そうな彼は、パチンコ屋を後にするときに面白いことを言った。
今度行くときはぜひ誘ってくれ
何回か付いてくるようになった件
それから、僕はパチンコ屋に行くたびに彼を誘ってパチンコを打つようになった。
前回の勝利は偶然だと確信していたものの、彼は勝てるマインドが出来上がっていた。
そこから3回ほどその友人とパチンコを打ったが、
・2回目:6000円勝ち
・3回目:2万5000円勝ち
と悔しいくらいに大勝ちしていた。
パチ屋に行けば勝てると思い込むようになった
4回の実践で、彼は
という思考になっていた。
誘って後悔しました
今思えば、僕自身、彼の引き運に嫉妬していたのかもしれません。
そこからは彼をパチンコ屋に誘うことはありませんでした。
何度も向こうから誘ってくるのですが、そのたびに断っていました。
ひとりでパチンコ屋に通い始める
それからしばらくして、彼がパチンコ屋に一人で通い始めているという話を聞きました。
どうやら最近負け続けているという話まで…
そう思った僕でしたが、すぐに辞めるだろうと高を括っていました。
現在の友達
現在その友達は、収支はもちろんマイナスになっていました。
それどころか、親からもらった参考書代もパチンコ屋につぎ込むほど、パチンコにのめりこんでいました。
週5でバイトをして生活費を捻出していた友達だったので、そんな現状になっていることに驚いた記憶があります。
僕の中に残ったのは罪悪感
軽い気持ちで一緒に遊戯した僕の中にあったのは罪悪感でした。
僕が一緒に打たなければ…
そんな後悔が今でもあります。
友達をパチンコに引き込むということは、お金を取るのと同じようなものだと思いました。
「あたるかもしれない」を追い続けた結果が今のこの状況だと思うと、脳を破壊してしまった僕が原因なのは間違いありません。
パチンコ屋に誘うときは要注意(ビギナーズラックは危険)
ビギナーズラックは危険です。
特にパチンコ・スロットは当てて波に乗れば数分で数万円を手に入れることができる、非現実的な体験ができます。
特に、時給1000円前後のバイトが主流の大学生にとって、数万円は大金です。
ただし代償も大きく、30分あれば1万円を溶かすことができる恐ろしいものでもあります。
パチンコ・スロットを布教するのは慎重に
友達付き合い、会社での付き合いなどで使われるパチンコ屋ですが、誘う側もこういったリスクがあることを念頭に置いてほしいと思います。
書いていることが大げさに感じている人もいるかもしれませんが、9割の人間がそれっきりになっても1割の人間がのめりこんでしまったら…。
ぜひこういうリスクがあることを念頭に置いてほしいと思います。
それでは今日もよい1日をお過ごしください!!